第10章 「ButcherBlock Mountainsの戦い」


 かつて地獄を味合わせてくれたGoblin Warriorのキャンプ(注1)。ふとその事を思い出し、

 Givu 「借りを返してやる」

 と、行ってみました。うん、相変わらずいます。とにかく突撃!

 戦いは2対1でした。1対1なら問題はなさそうですが、2体もいると結構つらいです。結果、勝利はしましたがLayHandを使ってしまいました。

 Givu 「思い知ったか! がはははっ」

 とはいえ、ここは最大3体出るので、ちょっと1人はきつそうです。なので仲間を探す事にしました。

 で、早速BalとFeversを発見したので連れてきてパーティー結成。うーん、いい感じです。EXPも良いし、戦利品も持ちきれないくらい出て儲けもバツグンですね。

 しばらくそこで戦っていると、時々エルフのパーティーやなんかがやって来ましたが、我々を見ると帰って行きます。

 Bal 「また帰って行った」

 Givu 「ふん、わしらと張り合うのはきつかろうて」

 Bal 「ま、エルフにはきついだろうなぁ」

 ドワーフども 「わはははは(^−^)」

 と、調子に乗って戦いは続いたわけですが、やがてFeversの友達のエルフが加わって4人になると少しEXPも悪くなるし、レベルも上がったし、飽きてきたりもしたので(笑) 場所を変える事にしました。

 そして向かうはChessBord。そこはButcherBlockの山の中にある遺跡みたいな場所で、その名の通り、チェスのボードです。すごくデカイですけど。そこにはまたボードのサイズに合わせてでかいスケルトンが出ます。名前もポーンとかナイトとかキングとかチェスにちなんでいます。

 で、ChessBordに向かう途中、最近Crushboneの手前のOrcのキャンプで良くパーティーを組んでいるHidからTELLが入りました。

 Hid 「ChessBord行かない?」

 これから行く所とかなんとか説明し、パーティー組もうという事になったのですが、人数の関係で合流は無理そう。なので別々にやろうという事になりました。

 そしてまだ我々が到着していない時に再びTELLが来ます。

 Hid 「Kingが出た! Givu達まだ?」

 Kingは一際強いスケルトンで、ごくたまにしか出ません。どうやら1パーティーでは倒せないようなので、協力して倒そうという事。急いで向かうと、いました。Skeleton Pawn King です!

 Givu 「到着! よっしゃ、突撃!」

 いつものように「突撃」の叫びを上げながらKingに攻撃。あっ、と思った時には死亡(^.^;

 Fevers 「Kingの魔法には回復追いつかないよ」

 始めての相手に突っ込んだGivuがアホなのです。しかし、魔法使うとは思いませんでした。めちゃ強力でホントにあっと言う間にHPが減って死んでました。

 Givuがホームポイントから戻ってみると、Kingとの戦闘はまだ続いていて、その足元に無数の死体が。その中に自分の死体があります。とりあえず忍び寄って死体回収。装備を付けなおしている間にKingは倒されました。

 Fev&エルフ 「マナなし」

 Givu 「魔法覚えなおすから待ってくれ」

 と座り込む一同。

 Bal 「おいらだけやる事ない」

 さびしそうなBal。彼はRougeなのでやる事ないようです。

 ともあれ、その後もChessBordで戦い続けていると別のパーティーが多くなって競争率が高まってしまったので場所移動。しかし、特に思いつく場所もないのでその辺にいるヤツと戦うことにしました。

 新たにエルフのAruを加えた一行は、バジリスクの弱いやつとかでかいコウモリとかを倒して行くと、なんかAruのHPが減っている……。見ればAViakという鳥人間と戦っています。しかも援護を期待してパーティーのほうに戻って来ますが……。

 Givu 「げげ。なにしとる。ドワーフは手ぇ出せんぞ」

 と、主戦力は立ちすくむ。実はこの鳥人間はドワーフが可愛がってるペットみたいなもので、たまに餌とかやってるらしいのです。いわば保護動物ですね。ですので、攻撃して殺してしまうとドワーフに対するFuctionが下がってしまって大変な事になります。(注2)

 困っていると、ちょうど近くにいたエルフのパーティーがAruを助けてくれました。良かった。


・Givu……レベル10。この頃は知り合いも多くてまさにホームグラウンドって感じ。

・注1:第2章参照。

・注2:実際この事を知らずに鳥人間を殺し続けた結果。ドワーフたちから攻撃されるようになってしまった人もいました。なんとかしたくても、すでに鳥人間たちからも憎まれて攻撃されるので、殺したくないのに戦わざるを得なくなり、泥沼にハマったそうです。コワイですね。NPCを見たら即、獲物と思ってしまう最近の風潮の所為でしょうか。実際、そういうゲームは多いですもんね。


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