鉄道一人旅



【7日目】

昨晩買ったパンを食べ出発。

今日は富良野に行くわけだが、[土産魔人] の買った土産は
かなり多く、持ってうろつくのも大変。
明日札幌に戻ってくるので、駅のコインロッカーに
預けて出発することにする。
忘れずに持って帰らねば。

08:30 札幌 ライラック3号に乗り出発。
ライラック3号 旭川行き
 
09:25 滝川 滝川で特急から普通に乗り換える。
ここから根室本線に分岐
ここから根室本線で富良野を目指す。
 
09:35 滝川 初めて整理券の機能している列車に乗り込む。
ワンマンカーってそういうもののよう。1両の車両である。
1両列車でGO!
結構人が乗っている。地元のおじさん、おばさん達が多い。
 
10:41 富良野 着  ついに、かのドラマの地に到着。なんだか不思議な感じ。
富良野駅です。右下タクシーの雪だるまがキュート

駅前の観光協会に入ると、「北の国から」グッズが販売されている。
[土産魔人] の手がのびる。(^ ^)
写真も展示されている。富良野なんだぁって気がしてきた。


さて、観光協会で教えてもらった観光バスで
「北の国から」
の撮影場所等をめぐる。

約20人が集まった。ほとんど女の子。

11:30 富良野駅 発  「北の国から・丘陵地帯コース」 \2,000円
(6月20日頃から9月まで。9月以降は土日のみ。1998年当時)
(他にも美瑛にも行くコースやらいろいろあります。要チェック!)


観光その@  「ファーム富田」

市街地を抜け、畑を横目にバスは走る。
約20分ほどで到着。

かつて数多くあったラベンダー畑。規制緩和の波で外国産におされ、
最後に残ったファーム富田
JRの風景写真で有名になり、今では富良野といえばラベンダーのイメージさえあるほど。

ラベンダーの花が咲くのは7月。
今はコスモスとか他の花々が咲いている。

花々です。ちょっと見えにくいけど向こうは秋桜。   こっちも花々。


背丈の小さなまるっこい木々。これらがラベンダー。
まわりのちっこい丸いのがラベンダー達

香水、石鹸などなど、ラベンダーのエキスからいろいろな製品を販売している。
ラベンダーのお香を土産に購入。

ファーム富田ではお昼を食べるように1時間設定されている。
お弁当を持ってきている女の子達は用意周到である。
喫茶は結構お高いです。ぶぅ。


バスに乗り込むとバスガイドさんからお土産に「へそまんぢう」の3個入りをもらう。
富良野は北海道の「へそ」なんだな。


次は「北の国から」の撮影で使用された丸太小屋がある、
「麓郷の森」



観光そのA 「麓郷の森」

ファーム富田から約40分ほど走り、麓郷の町に来た。
麓郷の町には実際に撮影で使われている建物がいくつもある。
それらは普段、実際現地の人々が生活している家。

町を少し抜けたところにあるトウモロコシ畑の横。
そこが「麓郷の森」である。
「麓郷の森」入り口

木々の間を抜けるとそこには撮影に使われた丸太小屋がたたずんでいる。
この小屋はドラマでは焼失したことになっているため、今は撮影に
使われていない。中に入ることもできる。
純や蛍の住んでいたお家です。

家の中。正面の写真では純も蛍もまだ子供です。
ここに純や蛍がいたと思うとなんだか不思議。


裏に回り込むと撮影で使われた別の小屋などがある。


「北の国から」の雰囲気を味わい、次の地へ。



観光そのB 「五郎の石の家」

「麓郷の森」から5分ほどのところに「五郎の石の家」はある。
ここも観光客がいっぱい。

ここは現在も撮影で使われるため、中に入ることはできない。

少し木々の間の小道を登ると、その先に櫓がある。

その櫓から石の家を眺めるようになっている。
結構遠い。50mはあろうか。
「五郎の石の家」遠くから眺めるのみ

架空空間であるドラマの舞台を目の前にし、
思いをめぐらせる。

「北の国から」ツアーは以上で終了。



観光そのC 「チーズ工房」
「富良野チーズ工房」少し離れたところにグッズ販売の「はるにれ館」もあるぞ。
チーズ作成の行程を見ることができる。
試食のチーズはあさましい観光客によって全て食べ尽くされていた。(^ ^;)

15:40 富良野駅 着  観光バスによる富良野巡りもこれで終了。

宿に荷物を置き、風景写真を撮りに出発。
駅前のレンタサイクルで自転車を借りて適当に走る。


富良野市街を抜け、
線路沿いを走り、空知川を渡る。

今日は天気が悪い。雨が降りそうだ。夕焼けは期待できない。

山手の方、坂道を上り、「北時計」を目指す。
「北の国から」で撮影にも使われた本物の喫茶店。

道沿いに大きな看板   入り口に止めてあるのは一緒に坂を上った赤チャリ君

中でお茶でもと思っていたが、かなり雲行きがあやしくなってきたため
そそくさと「北時計」を後にする。

しばらく坂を上るとチーズ工房が見えてきた。
ありゃ?ここにくるのか?
わかってなかった。

雨がぽつぽつしてきたので、駅に戻ることにする。

約1時間半ほど走っていたようだ。
やっぱ今度来たらレンタバイクか、レンタカーでもっと走ってみたいものだ。
レンタル電気自動車でもあれば自然にもやさしいのに。


夕闇せまる富良野市街。

宿に向かう途中、突然豪雨!
まさにバケツをひっくり返したような状態。

念のために持っていた折り畳み傘を急いでひろげる。
すげぇ雨。折り畳み傘では役不足なほど。

この旅最後の宿泊は雨。
星空を見たかったがしかたない。

テレビを見てのんびりすごす。


ここは富良野。思えば遠くに来たもんだ。
今晩が最後の宿泊。

旅の途中から目的地としてやって来た富良野。
「北の国から」のロケ地をめぐり、
自分の中のイメージと遭遇した。
ある意味つくられたもの。


本当の富良野の良さはそういうところとは別にもあるんだろうね。
自然だったり、人だったり。
そういうのを感じれる旅ができるといいね。
(ミーハーや土産に走ってるようでは難しいっす)


明日はいよいよトワイライトエキスプレスで帰阪。

本日のお宿は一泊二食付き\6,300円(税別)なり。

 

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