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トルコ

魔除け


魔除けです。
これは直径6cmのものですが、20cmぐらいある大きいものもあります。
日本人には一つ目みたいな感じがして最初はちょっと違和感を感じますがトルコでは小さい物をバッグの中などに入れて持ち歩くそうです。

ある大きなおみやげショップに入った時の事です。
ちょっと覗いてみようと入ったのですが、店員が近づいてきて、「何をお探しですか」聞くのでとっさに「トルコ石」と答えるとトルコ石を陳列しているところに連れいかれました。
そこにはいろいろなトルコ石製品がありました。
そんなに強い興味があったわけではないので、「ちょっとこういうものではないのだけど」というとまた違う製品が並んでいるところに連れて行かれました。
「もうちょっと安いのが良いのだけど」と言うと違う棚を見せるのです。
何しろ一旦店に入ると絶対何か買わないと出て来られないのです。
いかなる客の要求に対しても100%対応できる品揃いをしてあるのでいい加減なことを言って店から出て来るのは不可能なのです。
物を売っている店に足を踏み込むという事は何かに興味を持っているわけであるのでそれを徹底的に提示してくれるので何も買わないで出てくる正当な理由がなくなってしまうのです。
これは商売の極意ですね。


イスタンブールにヨーロッパの代理店が集っってミーティングした後、ホテルでレセプションをすることになりカジュアルでやろうと服装は「ノーネクタイ」とアナウンスしました。
当日我々ホスト側は当然ノーネクタイで臨みました。
しかし三々五々入場してくる参加者は皆ネクタイに上着を着ているのです。
6割ほど来た招待客が皆がネクタイ・上着で来たので、もはやこれまでと方針を変えて部屋に戻ってネクタイをしてくることにしました。
結局誰一人としてノーネクタイで来た人はいませんでした。
最初にこうなる事は予想しなくてはいけなかったのです。
もしアメリカで打ち合わせの後、一旦ホテルの部屋に戻ってから夕食に行く約束をすると彼らは必ずカジュアルな服装できます。
一方ヨーロッパで同じ情況だとヨーロッパの人はともすれば打ち合わせの時より決まった格好で来る事があるほど、夕食の時には服装に力を入れてきます。
やはり、伝統的な慣習があるのでしょう。
こういう事は外国人にはなかなか一朝一夕では分かりにくい部分ですね。

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