TOP > Professor Layton vs. Phoenix Wright: Ace Attorney解説&小ネタ マヨイ
ホラ。ちゃんと用意してるからね。
名付けて“マヨイ変化”!

Maya
Check it out. I brought this with me.
With this masterful disguise, I shall be
transformed into Maya the Ironclad!


ironclad:装甲艦
「ホラ。ちゃんと用意してるからね。この素晴らしい変装で、『装甲マヨイ』に変身!」

ナルホド
この子、ちょっと。その。
顔面にモンダイを抱えていてですね‥‥
マヨイ
ナニよ! モンダイって!

Phoenix
She really wouldn't, err...like to have her
face seen. How can I put gently...
It's not something you'd want to look at.
Maya
What are you talking about?! You make it
sound like there's a problem with my face!


Phoenix「彼女は、えーっと‥‥顔を見せたくないんです。そっとしておいてあげてください。見ない方がいいですから。」
Maya「ナニ言ってるの! まるであたしの顔にモンダイがあるような言い方して!」

ナルホド
‥‥はあ。
(なさそうだな)

Phoenix
Is...that so...?
(I guess questioning a cat wasn't the best
idea... Where's Luke when you need him?)


クローネを「といつめる」した時の成歩堂のセリフ。
北米版だと(猫をといつめるのはいいアイディアだと思ったんだけど、ルークくんがいないや‥‥)

???
そこの弁護人、ふざけるなッ!

Vigilante
You, defender! Stop messing around!


アバレロが法廷に殴りこむシーン。
日本版では名前欄は「???」だが、北米版だと「Vigilante」(自警団)と表記。

そうだ! そうだ!
What he said! What he said!

アバレロのセリフに合いの手を入れるロンスラット・バルムング・ダンボールのセリフ。名前欄はなし。

ジケイダン
ワレこそは、自警団員第3号。
名はバルムング。カミつき、吠えますとも!

Vigilante
And I am Vigilante number three!
My name's Balmung. They say dogs that
bark don't bite...but I assure you, I do bite!


日本版では、ゴーストトリックに登場する犬のミサイルそっくりの口調でしゃべるバルムング。
ゴーストトリックは北米版も発売されているが、管理人は北米版を未プレイにつき、Balmungの口調が北米版ミサイルと似ているのかどうかはわからない。
なお、この後の尋問で、バルムングの口癖がアバレロにうつってしまうシーンがあるが、北米版では特に変化はない。
ちなみにここのBalmungのセリフは「ワレこそは、自警団員第3号! 名はBalmung。吠える犬は噛まないと言われていますが‥‥私は噛み付きますよ!」

ジケイダン
ボクちんは、自警団員第9号ッ!
ンパカパポコルペヌっていうんだぞ!

Vigilante
Vigilante number nayn! Ah go by th' name
Dzibilchaltunchunchucmil!


本来ならnumber nineのところだが、naynとか、子供の間違ったしゃべり方を表している感じになっている。
ンパカパポコルペヌは「Dzibilchaltunchunchucmil」とやはり長い。

ジケイダン
笑止ッ! ワレワレが目にとめたとき。
キサマはそれを、ポッケに入れかけていたッ!

Vigilante
That's absurd! We saw you putting it in your
pocket!

That's absurd!で「ばかばかしい!」「笑止ッ!」の意味。

ジケイダン
やい、キサマ! いやさ、弁護士よ!

Vigilante
You there, you rascal! I mean, defender!


アバレロのセリフ。
rascal:悪党、人でなし/わんぱく小僧
ちなみに世界名作劇場の「あらいぐまラスカル」のラスカルの綴りも同じ。

マヨイ
記念に踏まれといたらどう?
背中のド真ん中とか。

Maya
It's not every day someone offers to tread
on you. Maybe it's a Labyrinthian custom?


メロメロに「踏まれてみたいなら言ってね」と言われた後の真宵のツッコミ。
Maya「踏まれてみたいかなんて言われるのはそうそうあることじゃないよね。ラビリンスシティの風習なのかなあ。」

マヨイ
ユメ見るものなの? なるほどくん。
ナルホド
知らないよ。

Maya
...Do you, Nick?
Phoenix
NO.


フマレティーに「男ならみんな踏まれてみたいと夢見るものだ」と言われた後のやりとり。
Phoenixの返事が極めてシンプルになっている。

ナルホド
‥‥かぱかぱ‥‥こぽ‥‥ぺぬ‥‥

Phoenix
Dzibilchun...chuck...mil?


正解:
日本版 ンパカパポコルペヌ
北米版 Dzibilchaltunchunchucmil

この後真宵が正しく名前を呼んでくれるが‥‥

ナルホド
(真宵ちゃん、すげえ!)

Phoenix
(Good job, Maya! But...how? Hmm...
Dzibilchaltun...sounds kind of..."Mayan"?)


日本版だと成歩堂が感心するだけだが、北米版では、
Phoenix(いいぞ、Maya! でも‥‥あれ? Dzibilchaltun‥‥なんか、マヤ文明っぽいような?)
北米版の「Dzibilchaltunchunchucmil」はマヤ文明の都市「Dzibilchaltun」「Chunchucmil」のふたつをくっつけたものではないかと思われる。
マヤ文明とは直接関係ないものの綴りは同じ「Maya(真宵)」が、マヤ文明の都市からのネーミング「Dzibilchaltunchunchucmil」をスラスラ発音する‥‥という言葉遊びのようなもの。

ジケイダン
‥‥なにかしら? ベンゴシさん。

Vigilante
What? Would you like to ask Foxy a
question, defender boy?


Foxy(メロメロ)のセリフ。
北米版だと「なあに? Foxyに質問があるの、ベンゴシのおぼっちゃん?」

ジケイダン
バカみたい。

Vigilante
So I think you've made a fool of yourself,
sweetie.


Foxy(メロメロ)のセリフその2。フマレティーの証言のおかしなところを突っ込んだ後の一言。
Vigilante「本当におバカねえ、可愛い子なんだから。」

ジケイダン
コトバによる《踏みつけ》‥‥
それもまた、ボクらのヨロコビなのですッ!

Vigilante
Oh, the public humiliation... Walk over
me more! Let me be your doormat!


そして上のセリフの後の、フマレティーの返答。
北米版は更に暴走しており、Vigilante「ああ、これぞ晒し者の刑‥‥もっと踏んで! ボクをあなたのドアマットにして!」

ジケイダン
あれから。ワレワレ自警団のあいだでは、
『ムリヤリ閉じこめる』って言うのを‥‥
『ンパカパポコルペヌる』って言うのが
ちょっと、流行ってる始末だぜ。

Vigilante
This incident has led us to coin a new
word for getting helplessly trapped.
It's to ve "Dzibilchaltunchunchucmilled".
It's getting quite popular.

どちらも、名前をムリヤリ動詞にしている。

マヨイ
‥‥うん! やってやろうよ!

Maya
Sure thing! It's puzzle-bustin' time!


ナゾ64「鐘楼のナゾ」(ペンダント2つ入手後)突入前の真宵のセリフ。
Maya「さあ、ナゾ退治の時間だよ!」

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