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逆転裁判の舞台は2016年

2日目・探偵(第二回探偵)、警察署内・資料室でDL6号事件の資料を見ることになるが、

ナルホド
2001年12月28日‥‥か。

マヨイ
ちょうど15年前の、あさってだね。

というやりとりがある。
2日目・探偵の日付はゲーム中の表示より「12月26日」であるから、この日は「2016年12月26日」であることが解る。
以上と、登場人物の年齢、各エピソードでの証拠品や日付表示等を参考にすると、逆転シリーズの年表を作ることも可能である。
書籍「逆転大全 2001-2016」などの公式資料集が詳しいので参考にしていただきたい。

年に絡むネタをもう1つ。
矢張は2016年で23歳、同級の成歩堂・御剣より1つ年下である。
成歩堂は15年前、小学4年生の時に給食費紛失事件があったと言っているが、この時成歩堂・御剣は9歳、矢張は8歳となる。
小学4年生ならば9~10歳のはず。成歩堂・御剣は誕生日前ということで説明が出来るが、矢張は‥‥?

意地悪な成歩堂

1日目・探偵(第一回探偵)終盤、御剣から弁護を依頼された時の選択肢、

ミツルギ
‥‥おねがいできるだろうか。

選択肢:

 当然、引き受ける
 当然、引き受けない

また、2日目・法廷(第一回法廷)の休憩中での、

マヨイ
お姉ちゃんのいない
あたしなんて、意味ないのかな?

選択肢:

 そんなことはない
 そりゃそうだ

これらでは意地悪な選択肢「当然、引き受けない」「そりゃそうだ」を選んでも話が進んでしまう。
意地悪な選択肢を選んで成歩堂ならぬワル歩堂を演じてみるのも一興だろう。

ナツミがカメラマンになった理由

2日目・法廷(第一回法廷)、ナツミの尋問「ナツミのこと・事件当夜のこと」で、
「ホンマはな‥‥、フリーカメラマンやってんねん。」をゆさぶると、妹の成人式でUFOを撮影したことがキッカケでナツミはカメラマンを目指したという話をする。

ミサイルや釣り竿を借りると

2日目・探偵(第二回探偵)、イトノコからヒミツ兵器を借りることになる。
正解は金属探知機だが、ミサイルや釣り竿を借りると、それぞれに対応したイベントが発生する。
ヒミツ兵器を交換したい場合は、イトノコの話す「道具を借りる」で、欲しいヒミツ兵器に交換できる。
なお、「ミサイル」「釣り竿」「金属探知機」は、イトノコ、矢張、ナツミにつきつけるとそれぞれ反応があるので(「金属探知機」のみ、矢張は反応なし)、少し手間がかかるが、色々試してみると面白い。

小学生成歩堂の服に

小学校時代の成歩堂の回想シーンで、成歩堂が着ているTシャツには何かのキャラクターが描かれている。
だが、ゲームボーイアドバンス版やDS版では画像が縮小されている上に明るさが調整されていて、何が描かれているのかほとんどわからない。
具体的に何が描かれていたのか、プレイヤーにわかったのは、2006年発売の逆転裁判オフィシャルファンブックに掲載されていた、一枚絵紹介ページであった。
実は、カプコンから2000年に発売のプレイステーションソフト「ふしぎ刑事」のキャラクターが描かれているのである。
「ふしぎ刑事」の開発に、初代「逆転裁判」開発スタッフでデザイナーの末包久美子氏が関わっていたことから、遊びで仕込まれたようである。

なお、スマホアプリ「逆転裁判123HD」や、「逆転裁判123 成歩堂セレクション」などの、解像度が高い移植版では、「ふしぎ刑事」のキャラクターが描かれていることがはっきりとわかる。

背景画像ネタ


貸しボート屋前

次ページで詳しく解説しているが、作品ごとにかなり変化している。

ひょうたん森

背景の看板を調べると、「キャンプ禁止と書いてある」と成歩堂が言うのだが、ゲームボーイアドバンス版では、背景には「火気厳禁」と書かれた看板が設置してある。
マルチ版(PlayStation4 / Nintendo Switch / Xbox One / PC(Steam))で修正され、「キャンプ禁止」の看板になった。

エンディング

真宵を見送る駅のホームの背景の原画(書籍「逆転裁判オフィシャルファンブック」55ページ)には、はっきりと駅名が「蘇我」、黄色い電車の行き先が「秋葉原」と書かれている。
また、書籍「逆転裁判ファンブック(メディアワークス)」の58ページにもデザイナーの岩元辰郎氏からのコメントで「千葉県の蘇我駅をモデルにした」とある。
岩元辰郎氏は千葉県出身であり、黄色い車体の電車は、実際の総武線(千葉県・東京都を走るJRの鉄道路線)の車両を反映していると思われる。日本の旅・鉄道見聞録 103系アーカイブなどをご参照いただきたい。

だが、解像度が上がった移植作品などでも駅名は記されていない。逆転裁判の舞台がどこなのかはゲーム中で特に設定されていないので、実在の駅名を登場させるのを避けたのであろう。

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