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ハート・ヴォルテックス

前作から引き続き登場の首席判事。
本作では、彼が科学式捜査を警察に導入するため、科学式捜査班を密かに作り準備していたこと、そして《国際科学捜査大討論会(シンポジウム)》でその成果を発表し、自らの支配する警察組織と司法長官の座を手に入れることが目標であったことが明かされる。
その一方で、彼の『真の姿』が明らかになる。彼の周りには優秀な人材が集まっていたが、(第5話でバンジークスが指摘した通り)彼は自分の手でその人材を潰すも同然のことをしており、「自らの支配する警察組織」の設立が遠のいていたことに、本人は気づいていたのだろうか。
最終話の法廷で、彼が内心、何を考えながら裁判長として席についていたのかを考えながら再プレイしてみてもいいだろう。最後の尋問で、ミテルモンの「私の記憶では、《文書》の文字は~」をゆさぶった時のヴォルテックスの動揺の理由は、クリアした方ならはっきりとわかるはずだ。

再プレイといえば、前作第3話では、龍ノ介に対して「アソーギの意思を継いだというのは本当か」と尋ねていたが、これは「亜双義一真の留学における『ある』目的も引き継いだのか」という意味合いであったのである。前作の再プレイもまた面白いだろう。

ジーナ・レストレード

前作から引き続き登場。
本作ではスコットランド・ヤードの見習い刑事として、愛犬のトビーと共に登場。
4話以降では、悲しくも厳しい試練に直面することになる。

気絶したオジサン

探偵【その1】では、「ローザイク蝋人形館」の特別展示室へと向かう通路で気絶している人物が居るが、どう見ても「大逆転裁判1」第3話で陪審員1号を務めていた男性である。
彼と会話をする機会がないので、本当に本人なのか確認することはできない。

倫敦(ロンドン)万博

1作目でも度々話題に上っていた倫敦(ロンドン)万博だが、この第3話で実際に訪れることができる。

余談だが、成歩堂法律相談所にある水槽(アクアリウム)について、前作でアイリスが「倫敦(ロンドン)でアクアリウムが流行していたのは、アイリスが生まれるより前」と語っている。 19世紀のアクアリウムの流行については、前作の色々ネタでも紹介した通り、以下が詳しい。

アクアリウム | 第1部 1900年までに開催された博覧会 | 博覧会―近代技術の展示場

上の解説によると、当時の万博ではアクアリウムの展示があったそうである。
しかも、「1851年ロンドン万博で使用されたクリスタル・パレスは1871年に水族館に改修」されている。
「クリスタル・パレス」は本作における「水晶塔(クリスタルタワー)」のモデルと思われるが、こんなところにもアクアリウムとの繋がりがあったりするのはなかなか興味深い。

見覚えのあるマフラー

「ローザイク蝋人形館」で老警察官が巻いているやたらと長いマフラーは、「大逆転裁判1」第4話に登場したパット&ローラ夫妻が身につけていたものとそっくりである。
共同推理で調べた時に、3ペンスの値札が付いているが、ホームズは「ノミの市あたりで買ったマフラーの値札を取り忘れたのだろうね」と推測する。
これが正しいのならば、パット&ローラ夫妻が売りに出したのだろうか。そうだとすれば夫妻に何があったのだろうか‥‥?

(セント)アントルード病院

「大逆転裁判1」第5話でホームズが入院した病院。
今作では、この病院でかつて御琴羽悠仁やドクター・シスが法医学を学んでいたことが判明する。また、今作第4話ではミテルモンが入院する。

(セント)アントルード病院の名前の由来は明らかになっていない(ビリジアン・グリーンが入院した「(セント)バーソロミュー病院」のように実在している病院ではない)が、もし「untold(語られない)」であったとすれば、前作第5話のタイトル「語られない物語の冒險」や、10年前の事件が「語られてこなかった」ことなども合わせ、言い得て妙である。

サイモン

コートニー・シスの旧姓が「サイモン」だと裁判中に判明するが、前作第5話の証拠品「遺体解剖記録」中に、この記録を作成した人物として「執刀医サイモン」と書かれている。
名前がないので「執刀医サイモン」=「コートニー・サイモン」かどうかは不明。
もし同一人物であるとしたら、ドクター・シスの名字が「シス」になったのは前作第5話以降、つまり割と最近のことである、ということになる。
「サイモン」にしても「シス」にしても、娘のマリア・グーロイネとは名字が異なるため、彼女の結婚歴には色々と謎が残るが(第4話では、バークリー刑務所のバリケード所長が「家庭の“事情”があるようですな。詳しくは知りませんが。」と述べている)、作中で触れられていない以上、個人の事情に踏み入る必要はなかろう。

本エピソードでの「遺体解剖記録」には「執刀医コートニー・シス」とフルネームで書かれていたのに、前作では「執刀医サイモン」とフルネームではなかったのも、謎といえば謎。

亜双義一真

前作第1話で登場、第2話で予想外の別れとなった龍ノ介の親友。
この第3話で‥‥。

「遊べる! 大逆転物語」大日本帝國編では主役を務めるため、証拠品ファイルや関係者ファイルの文章は、彼目線のメッセージである。
また、冒頭で「四国へ向かった」「亜双義の本家へ挨拶するためだ」とある。逆転裁判シリーズのキャラクターで、出身地(しかも実在の場所)などが明かされるのは珍しい。

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