前作「大逆転裁判1」で成歩堂龍ノ介の法務助士を務めた少女。龍ノ介と共に倫敦に渡ったものの、「大逆転裁判1」第5話で日本に戻っていた。
第1話では冒頭と最後にのみ登場し、その間は、まるで龍ノ介のように目を泳がせる新人弁護士「成歩堂龍太郎」という謎の人物が登場‥‥ということにしておこう。
第3話で再び倫敦に渡り、龍ノ介を常に励まし助けてくれ、最後には彼女なりの決断をすることとなる。
前作「大逆転裁判1」でも第1話の検事をつとめた人物。今作第1話で再登場。
前作では第1話の最後に亜双義一真の気合(?)でちょんまげ(を縛っていたこより)をバッサリと切り落とされ、落ち武者スタイルになってしまった。
前作では「罪」と書かれた扇を持っていたが、今作では扇の文字が「罰」に。
「遊べる! 大逆転物語 大日本帝國編」でも活躍(?)し、彼の家族構成なども判明する。
前作「大逆転裁判1」第1~2話に登場の刑事。前作エンディングで夏目漱石と共に日本へと帰国。
今作では第1話で再登場、海辺で護衛をしていた時の服装のまま(というか水着+頭に亀)で登場する。本人曰く「事件を目撃した時の姿を忠実に再現」。
彼のモーションを良く見ているとわかるが、頭の上の亀は人形である。亀の頭の動きに注目。
姿こそ見せないが、第5話では倫敦からの電報で、ある行動を起こし龍ノ介たちを助けてくれることになる。
「遊べる! 大逆転物語 大日本帝國編」では、ここでしか見られない変装も。
前作第4話で被告人として登場した人物。
今作では第1話にて証人として、第2話では再び被告人として登場する。
時系列としては第2話→第1話となる。
第1話の後に、第2話の話が『回想』の形で挟まるのは、第1話の裁判後に、漱石がある事実を寿沙都に告げたからである。
第2話の事件の内容については、ある理由でホームズが世間に明かさぬよう関係者へ要請したものの、ホームズに散々な目に合わされてきた夏目漱石は、ホームズの言葉を無視し、帰国後に報告書にまとめたため(厳密に言えば、セルデンの残した首輪の紋章の図までも提出したため)、前作で寿沙都が日本へ帰国する原因となった。
漱石自身が意図したことではないのだが、彼は物語を大きく動かす役割を果たしていたのであった。
第2話:
前作第4話の最後、裁判長に「くれぐれも二度とその席に立つことがないように」と言われたにも関わらず、立つはめになる。
前作第4話にて登場した三冊の本は、今作第2話でも登場しているが、今回もこの三冊の本が決め手となり逮捕されてしまった。
探偵【その3】で留置所の漱石に面会に行くと、「吾輩はそう。‥‥ただひたすら“ネコ”なのである。」「‥‥‥‥‥‥‥‥名前は、まだないのである。」と言うが、これは漱石の処女小説「吾輩は猫である」の有名な冒頭、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」から取られたものである。
第1話:
証人として登場。日本に帰国し「吾輩は猫である」を執筆中。新聞に連載中であるという話も出てくるが、実際に「吾輩は猫である」が連載されたのは俳句雑誌「ホトトギス」であり、連載時期も現実世界での西暦1905年(明治38年)1月から1906年(明治39年)8月までであるから、19世紀末が舞台の「大逆転裁判」世界とは異なる。
証拠品「漱石の新聞記事」の左上をよく見ると、「‥‥とシェークスピア‥‥」「‥‥らが強いかと云‥‥」という文字がある。これは第2話にも登場した「ロミオとジュリエット、どちらが強いか論争」を漱石が再び行ったということになるのであろう。御琴羽教授とどのような舌戦が繰り広げたのか気になるところである。
同記事に掲載された写真が「夏目漱石が御琴羽教授に手刀を食らわせた瞬間」であることは、3Dで証拠品を調べられるようになって以降に証拠品「漱石の新聞記事」の表面を調べた時の会話から判明する。
第3話以降でも彼の名前は度々登場し、第5話では「大東京市で、今日も元気に“文士”として活躍しています。」と龍ノ介が言うが、19世紀末、現在の東京23区は「東京市」であった。大東京という表現は、大正年間に入る頃から見られたらしい。龍ノ介は少しばかり時代を先取りしていたのだろうか。
東京市 - Wikipedia
前作「大逆転裁判1」の第1話に登場した、御琴羽寿沙都の父親で、勇盟大学医学部の教授。
第4話~5話にて彼の過去が明かされる。
彼の名前の由来は明かされていないが、もし『友人』からなのであれば、納得のネーミングと言えるのかもしれない。
前作第1話で登場したレストラン。証拠品を3Dで見られるようになった以降に「漱石の新聞記事」を見ると下部に広告が掲載されている。
姿だけは「大逆転裁判1」第1話にも登場していた日本の法廷の裁判長。
「慈獄」という名字だけは、「大逆転裁判1」第2話で細長の口から語られていたが、フルネームは本作で初めて判明する。
第4話~5話では‥‥。
前作「大逆転裁判1」の登場人物で、今作第1話の被害者。
前作第1話ではジョン.H.ワトソンを「大日本帝国では知られていない毒」で殺害した彼女が、本作では「大日本帝国で開発されたばかりの毒」で殺害されるという、皮肉な終焉を迎えることになる。
有罪になったとはいえ、収監されることもなく、いずれ大英帝国に戻れるという余裕があったのかもしれないが、呑気に海水浴になど出かけて万一のことがあるとは思ってもいなかったのであろうか。部外者に毒薬のことを簡単に漏らしてしまったり、彼女の態度を見る限り慢心が招いた死であったようにも思える。
本作では終盤にて、その正体や目的が明らかとなった。