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『御者くん。目的地まで5分で行けたら金貨をはずむよ』

第3話法廷【その1】冒頭で、寿沙都が披露した、「シャーロック・ホームズ」シリーズに良く出てくるというフレーズ。
実際に、短編集第1作「The Adventures of Sherlock Holmes (シャーロック・ホームズの冒険)」に収録された短編「A Scandal in Bohemia(ボヘミアの醜聞)」で、馬車の御者に対して

「Half a guinea if you do it in twenty minutes!(20分で行けたら半ギニーやろう)」
「'The Church of St. Monica,' said I, 'and half a sovereign if you reach it in twenty minutes.'(『聖モニカ教会だ』と私は言った。『20分で着いたら半ソブリンやる』)」

など、余計にお金を渡すから急ぐよう御者に要求するシーンが登場する。

ベッポ

証人として、御者のベッポが登場するが、短編集第3作「The Return of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズの帰還)」に収録された「The Adventure of the Six Napoleons(六つのナポレオン)」に、ベッポ(Beppo)という登場人物がいる。

銀星号(シルバーブレイズ)

法廷【その1】尋問「目撃したこと」をゆさぶっている最中などに、陪審員5号の台詞にて「《銀星号(シルバーブレイズ)》」という名前が登場する。
短編集第2作「The Memoirs of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズの思い出)」に収録された短編「Silver Blaze」から取られたものと思われる。
「Silver Blaze」は、邦訳の際に様々な翻訳タイトルが付けられており、本作で使われた「銀星号事件」の他に、「白銀号事件」、「名馬シルヴァー・ブレイズ」なども存在する。

ジーナ・レストレード

原作にて、レストレード(Lestrade)はスコットランド・ヤードに所属する警部(Inspector)として登場。
レストレードのフルネームは原作では明らかになっておらず、短編集第2作「The Memoirs of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズの思い出)」に収録された短編「The Cardboard Box(ボール箱)」でホームズに宛てた手紙には最後に「G. Lestrade」という署名があるためにイニシャルのみが判明している。

第3話で登場するジーナ・レストレードの名字はここから取られたと思われる。
また、「ジーナ」は通常、英語だと「Gina」と綴るので、彼女もまた「G. Lestrade」である。

エンディングで犯罪捜査に興味を持ったと語る彼女、いつかは警察関係者になったり、アイリスの書く物語の中にレストレード警部として登場する日が来るのかもしれない。

なお、2021年発売の英語版では、彼女の名前はそのままGina Lestradeとローカライズされた。

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