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「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」攻略 >
色々ネタ
本作では、第3話、第4話、第5話の裁判に陪審員が登場する。
作中では陪審員という立場上、彼らは番号で呼ばれるが、個性あふれる性格の人物ばかりであり、裁判中に人となりが判明することも多い。
このページは、そんな愉快な陪審員たちについて適当に分析したものである。
第3話
- 陪審員1号:
この裁判での陪審長。
陪審員たちをまとめようと一応頑張っているが「説得力のない男」と言われているらしい。この裁判中でも、日和見な発言が見られる。
焦ると帽子を脱いでハゲ頭の汗をハンカチで拭き出す。
陪審長なので、最終弁論時に龍ノ介がミスをすると彼が「待った!」と意見してくる。
- 陪審員2号:
お下げ髪のメイド。きれい好きで、口調こそ丁寧だが、「クズは処理させていただきます」などを始めとした物騒な台詞を口にすることが多い。
自分がデキるメイドだと思っている。
彼女の主人の小銭は、彼女が管理している。
- 陪審員3号:
常にナイフを持った男性。金持ちが嫌い。
発言からして床屋らしいが、ナイフを舐める動作や口調などは危険極まりない。
ナイフを刺した加害者のことを「オレでもやらねえぜ!」などと言ったり、「オレ好みの地獄絵図」など、過激な発言も多い。
龍ノ介がナイフを危険だと指摘すると、逆に日本刀を下げている龍ノ介こそ危ないと反論してくる。
- 陪審員4号:
タイプライターを打つ女性。論理的に考える性格。
裁判中もタイプライターを打っているが、彼女の発言によると、会話を記録しており、裁判長が叩いた木槌の回数や、バンジークスが何度龍ノ介の発言を笑ったかなどまで記録されている。
- 陪審員5号:
ロンドンの馬車ギルドを束ねる親方。コートには蹄鉄らしきものがぶら下がっている。
証人である御者のベッポも彼を親方と呼ぶ。
スキットルで何かを飲んでいるが酒かどうかは不明。
馬車の乗車賃を一律4ペンスにすることは彼が決めたようだが、それを破っている御者がいるのは、3話をプレイしていると解ってくる。
- 陪審員6号:
編み物をしている温厚な老婦人。
裁判の始めでは、孫に手袋を編んでいる最中だと発言するが、最初の最終弁論中には「ジイさまのセーターを編んでいる」と発言。
メグンダルを善人と思っていたが、バンジークスからメグンダルが悪い金貸しと聞くと豹変し、編み棒で机を刺すなど危険な行動をとる。
第4話
- 陪審員1号:
第3話での証人のひとり、オスカー・フェアプレイ。この裁判での陪審長。
第3話の裁判で「貴方のおかげで、さんざんな目にあった」と龍ノ介に対して厳しい態度を取る。
前回の裁判のせいで近所で妙な噂が立ったり、警察から取り調べを受けたりと大変な目に遭ったようで、龍ノ介に対して厳しいのも無理はない。
最終弁論でミスをすると、彼から「今の異議は陪審長として認めるワケにはいかない」と言いつつも、「銀行員としてムジュンは認められない」と言い出す。
- 陪審員2号:
若い女性。よく化粧直しをする。
のっけから「わたくし。見た目よりもザンコクですのよ」と言い放ったり、割とはっきりものを言うタイプ。
特に関係のない場面で「といつめる」をすると、いくら白粉をたたいてもホクロが消えないことが気になっていることがわかる。
本人曰く合理的なタイプで、新聞を読んでも内容を忘れてしまうから最初から読まないようにしている。それを合理的というかは別である。
- 陪審員3号:
自称、平和な好青年。
今回の陪審員の中では、割と穏やかな性格で、事件を冷静に分析しているようである。
- 陪審員4号:
ジョーン・ガリデブ。だが、裁判の最初はあくまでもメイドとしての立場を崩さない。
裁判の後半では、彼女が事件と深く関わっていることが判明し、陪審員から証人になる。
- 陪審員5号:
ごつい男性。日雇いの労働者であり、妻子持ち。
今日の仕事を早く探したいので(今日の賃金を持って帰らないと奥さんに怒られるので)、裁判を早く終わらせようとしている。
隣でジョーン・ガリデブが腕を振り回しても気にせず避ける腕前は、彼にも恐妻が居る為に培われたものようだ。何しろ彼自身は、お金をうっかり落としてしまったがために、妻に肉切り包丁を投げられた経験があるのである。
なお、その奥さんとの縁は、彼女に「投げキッス」を投げられたことから始まる模様。
- 陪審員6号:
耳が遠い老人。76歳。「天国のバアさん」という発言から、妻には先立たれており、現在は孫と一緒に住んでいる。
コーンパイプに住んでいると言うが、この「コーンパイプ」も、「ブライヤー」、「キャラバッシュ」や「メシャム」などと同じく、パイプの種類。
耳が遠いせいで、発言のほとんどが裁判とは関係がない。
「待った!」コールだけで、「もう一度言ってもらえますか」と聞き返してくるのは彼くらいであろう。
しかし、彼が古書店や冬の火事の悲惨さについて証言してくれたおかげで、この裁判が進行することになるのである。
*余談だが、明治時代の日本には「バースデーケーキにロウソクを歳の数だけ立てて祝う」という習慣がないので、龍ノ介はケーキのくだりを聞いて呪いか何かと勘違いするのである。日本では一般的に、第二次世界大戦頃までは、数え年で年齢を表し(=年が変わると、皆いっせいに年齢に1を加えていた)、実際の誕生日に祝うという風習自体がなかった。
数え年 - Wikipediaなどを参照されたし。
第5話
- 陪審員1号:
第4話に登場したジョン・ガリデブ。この裁判での陪審長。
4話での出来事から、「呪われた下宿」の噂が立ち、彼の下宿人は全て出ていってしまい、未だに借り手がつかず、ジョーンも独房の中のまま。
4話から2ヶ月ほど経過しているのに、相変わらず壊れたパイプを使っている。
メイドにこだわりを持っていた彼らしく、隣にいるメイドの陪審員2号を気にしまくっている。
他の陪審員たちを、「小連隊の戦友」と呼ぶなど、相変わらず退役軍人らしいところを見せる。アイリスからは「ガリデブ小隊」などと呼ばれたりも。
- 陪審員2号:
お下げ髪のメイド。どう見ても第3話の陪審員2号と同一人物である。
アイリス曰く、陪審員は600万人の倫敦市民から無作為に選ばれるそうだが、龍ノ介が担当する裁判に二度も呼ばれる確率はいかほどであろうか。
街のゴロツキを始末しているホームズのことは「街のメイド」として尊敬している。
ちなみに「ハッチの質屋」の立体視鏡で見られる映像に写っている女性は彼女そっくりである。
- 陪審員3号:
立体視大好きな青年。目の前に、眼鏡のように立体視の映像をぶら下げており、常になんとなく寄り目である。
「立体的に」が決め台詞。
- 陪審員4号:
外科手術士。常に手術前の外科医のような「手を洗いました」ポーズで両手を挙げており、炎弾を打ち込む時も手ではなく額で行う。
序盤ではひたすら悩んでいる。
実は負傷したホームズの手術をした外科手術士は彼であり、銃弾が見つからなかったことを悩んでいたのだが、裁判中にめでたく解決する。
- 陪審員5号:
第3話の陪審員4号に外見や性格がそっくりな電気通信士で、シティ区域担当。裁判中もひたすらモールス信号を発信している。
無線通信こそが最先端だと信じ、立体視鏡を馬鹿にして3号の怒りを買うはめに。
彼女が偶然にもクログレイと同じ職場の同僚であった為、事件解決へと繋がった。
また、クログレイ召喚後も、モールス信号について説明してくれたり、彼女が「法務局の通信機の設置や点検は通信局の技師が協力しており、そのチームのリーダーがクログレイで、政府の通信班に助言もしている」など、法務局とクログレイの繋がりについて証言し、裁判に積極的に協力してくれる(単にクログレイが優れた技師なので尊敬しているだけにも見えるが‥‥)。
第5話における、影の功労者かもしれない。
- 陪審員6号:
第2話の「革命家の記事」に登場していた露西亜人革命家のデミトリ・デミグラスキー‥‥‥‥の、そっくりさん? 本人? である。
龍ノ介がデミトリ・デミグラスキーなのかと尋ねても、似ているだけの露西亜人観光客だと主張する。
本人はイギリスに観光に来ただけで、これから水晶塔を見に行くと言っているが、第2話の「革命家の記事」によると、デミトリ・デミグラスキーは水晶塔を爆破する予定で亡命したハズである‥‥。
だが、自ら「デミトリ」という名であることを認めている上に、拳銃に詳しく、露西亜にいたころには氷点下の山道を逃げている最中に狙撃される、「反逆」「極刑」という言葉に食いついてくるなど、これでも革命家のデミトリ・デミグラスキーではないというのなら、なかなか恐ろしいことである。
ネズミを可愛がっている‥‥ようだが、たまに握りつぶしている。