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このエピソードでは、「逆転裁判」第4話、レイトン教授VS逆転裁判に続いて、成歩堂による動物への尋問が行われる。
だが、これまでの動物への尋問は、人間の言葉を真似するオウムへの尋問であったため、証言には一応、人間の言葉が混ざっていた。
(実際、ガクの尋問直後に「エールの尋問を行う」を選んだ場合、裁判長に「言葉を返す鳥などと違って、シャチは言葉を話せません。話す以外の目的がなければ尋問を認めるわけにはいきませんな」と尋問を却下される)

しかし、今回のエールの尋問の証言内容は、

キュイ‥‥キュキュイッ。
キュキュキュ~キュッキュ!

キュッキュピュイ!
キュキュイキュキュッ!

ピューイ! ピューイ!
ピュピュイィ。

キュ?
キュイイ、キューイ。

と、全てシャチ語(?)であり、人間が理解することはかなり難しい。
そして、この4つの(人間にとっては)意味不明な証言に対して、それぞれゆさぶった後の会話が異なる。ユガミ検事のイライラっぷりが怖い。

更に、この尋問は解答方法が2ルート存在する。
これまでの逆転裁判シリーズでも、尋問の解答方法が複数存在したことがあるが(例えば、ある証言にある証拠品をつきつけるのが正解の尋問で、ある証言をゆさぶった後にある証拠品をつきつける、というルートもある、等)、この尋問の場合は、

  1. どの証言でも良いので、正解の証拠品をつきつける。
  2. 全ての証言をゆさぶった後に、「尋問を終える」を選び、正解の証拠品をつきつける。
    (「尋問を続ける」を選んだ後は、もう一度全ての証言をゆさぶると、同じ選択肢が出てくる)

という、ある意味前代未聞の解答方法が用意されているのである。
2. のルートを選んだ場合は、「遊びは終わりです! いますぐエールを操った方法を証明します!」と、尋問する必要はなかった、ともとれるような成歩堂の発言がある。

(ちなみに、この尋問で「相談する」コマンドを出した場合は、心音が「つきつけるべき証言」を示してくれるようになるのだが、どの証言につきつけても構わないために、「全ての証言のウィンドウが光る」という、これまたある意味前代未聞の状態になる)

ただし、似たような例は「逆転裁判2」第3話にも存在している。
「逆転裁判2」第3話終盤、アクロが被害者を殺害した動機についての尋問は、その前の選択肢次第でスキップ可能である。
飛ばさなかった場合は、尋問で全ての証言をゆさぶり、その後殺害した動機を聞かれる。
このエピソードの場合は、「イクヤがどうやってエールを操ったか」、「逆転裁判2」第3話は、「アクロが被害者を殺害した動機は何か」が問題であって、それを尋問で暴く必要はなかった、という点が共通している。

とはいえ、2. のルートで証拠品のつきつけを失敗した時に裁判長が「茶番劇も楽しかったですが」と言うように、シャチの尋問もたっぷり堪能するのも、逆転裁判5の遊び方のひとつであろう。

なお、最初の証言をゆさぶったとき、成歩堂は「証人。キュイキュイ言ってるだけじゃ困ります!」と言うが、「逆転裁判」第4話でオウムのサユリさんをゆさぶった時も「証人! アイサツだけでは、話は前に進まない。」と似たようなことを言っていた。

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