倉石2003 7/25-27
その2 キリストの墓を見てきたよ編

  
  「八戸道にはスタンドは無い」ポスターに、気づかぬ一人に伝えぬもう一人。ガス欠寸前に、
あわてて軽米ICで一般道へ。
 ならついでに「道の駅」も…に気をとられて、町とは逆方向に。
某番組のソーラーカーが山道を行きます状態で、下りに一喜し上りに吐息、ようやく次の町に入って
スタンドにたどり着く。
  
 危機を脱して、「道の駅」へ。「それどころじゃなくて忘れてたけど、前のSAで腹が空いてた気がする」。
名物の蕎麦をすする。
 ここ南城はジャズの町、前の週にはジャズフェスがあった。
 目当ての「ジャズの館」は、ロフト風。ステージつきの、ジャズの溢れたレストランだった。
 ケーキとコーヒーでしばし休憩。昔の、暗ぁいジャズ喫茶の話をして、二人でちょっと盛り上がる。
 …で。もう一つ、写真撮るのも忘れていたのであった。ま、次回という事で(笑) うん、また行きたい。
  
 八戸に到着して、メイン道の一方通行にびびりながらも、ホテルを見つけてチェックイン。
部屋も何となく寒い。
 「エアコンいれれば?」って、どうして七月の末にエアコンいれて暖かくなるって発想が出るのやら。
 腹が立つより先に、この寒空が空しい。
  
  
 二日目。新聞で、事前情報「倉石村のバイカー・フェスティバル」の実体を
「ハーレー愛好者のキャンプ」と知る。
 「この雨でサタンが無くても、ハーレー見れるじゃん」と、出発。お気楽は行動力の源ともなるのだ。
  
 小雨と霧雨の続く中、倉石村の小渡平公園に到着、イベントのスタッフらしい男性陣がいる。
 メインらしい芝生の広場はグラウンドゴルフ場になっていて、人がわらわらと集まり始めていた。
 そこの山小屋風ステージに、ライブの機材が入りつつあって安心する。
  少し歩いて回ると、英霊の碑が有ったので拝む。
  
 まだまだ時間がありそうなので、となりの新郷村に、「キリストの墓」を見に行く。
 興味はあるけどかなわない夢だろうこと、がまたひとつ実現する。いやぁ、結婚もしてみるもんだわ(笑)
 

土盛りに十字架の、簡素なキリストの墓。

向かい合う墓。
弟のイスキリの骨と母マリアの髪が在るとか。
教会風の「伝承館」。郷土館プラス、キリストの里館の感じ。

上がって記念写真が撮れる、民家を再現した部屋。


 弟が身代わりに処刑されて、
イエスは日本にたどり着き、この地で
静かに暮らした…という、説があるのだそうだ。

 それなりに根拠はあるらしいが、それよりも、
後々に布教に来た誰かが文化を残した、の方が
まだ真実味がありそうな気がする。
この地の衣装の「顔だすヤツ」。
確かに異国風ではある。

 「キリストの墓」は、見物して写真撮ったけど、拝んではいません。だってワタクシは悪魔教徒だからぁ〜
 でも、本当にひっそりと十字が在るだけというのが良かった。

 満足したところで、倉石に戻る。公園入り口で、スタッフが誘導を始めている。その一人がニヤリ。
 「やっぱり戻ってきたか」ときっと思ったのだろう。そのとおりだよ。
  
 ライブは2時半か3時頃から。3バンドと、情報を仕入れ、隣接する食堂で、昼食。
 とにかく寒い、「本日のスペシャルメニュー カレーうどん」の熱々が嬉しい。
カレーも、中のお肉も、美味しかった! 
 でも、来年もとはいかない、だって夏だからと笑えば、後ろの卓で「親子丼の大盛りと、ラーメン」に、
お連れさんが「え?」。
店の小母さんもさすがだ、連れの人の注文に 「ラーメンお付けしますか?」とツッコミをいれていた。
 凄いな〜と感心してたら、後に判明、サタンのボーカル氏… なるほど、「腹、顔、腹、顔…」(ネタ)ね。
 

ロックのリハを聞き流して、
勝負に集中する大先輩諸氏。
公園のそこここに有った、オブジェ。
なんかカワイくて好き。
 
 広い公園内を散策しまくり、キャンプ場のイベントの出店など見て、グラウンドゴルフもポール近くでしばし見物。
 それでも寒くて車に居ると、ラウンドを回った組から、わらわらと帰り出す。

 そろそろ? と行ってみると、サタンのリハが始まっている。きゃああ〜
 何気に眺めつつ、そろそろと近づいて行く我々であった… 


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