終了 陶磁器
KEIJI ITO CERAMICS EXHIBITION
「うつわを作るのも、現代造形の作品を作るのも、構え方は全く同じ」と語る慶二さんが作る陶の作品は、豊かな存在感とまるで生命を宿っているかのような魅力を私たちに感じさせてくれます。ご高覧頂けましたら幸いです。
出品作品:鉢、花器、抹茶碗など
【略歴】
1935 岐阜県土岐市生まれ
2007 円空大賞展円空賞
2013 地域文化芸術功労表彰(文科省)
2017 日本陶磁協会金賞
終了 染織
経糸と緯糸が織り成す手織紬で美しい色の世界を永年表現されています。「浮織絣」「よろけ織」の着物や帯、オシャレなストールやバッグ、あわせて50点ほどを出品します。ご高覧頂けましたら幸いです。
出品作品:ストール・バッグ・着物・着尺・帯地など
【略歴】
1967 郡上工芸研究所に入所 人間国宝・宗廣力三氏に師事
2012 瑞浪市無形文化財に認定 (公社)日本工芸会正会員
※作家は全日在廊です。
終了 水彩画・コラージュ・版画
エッセイ集『美しい庭のように老いる』の中で、宮迫さんは更年期以降を“魂の成長期”と呼び、美しく老いるためのヒントを残してくれました。没後10年。宮迫さんが描かれた絵は、ますます輝きを増して私たちの眼前にあるようです。
水彩画・コラージュ・版画などを出品します。
左の作品:「農園の秋」 1998 水彩 90×130mm
終了 水彩画
KOICHI TANIKAWA PLANTS ARTS
庭の片隅に台湾桜の小さな苗を植え、そのそばに枇杷の種を埋めた。私はその後、幾年もそのことを忘れていた。台湾桜は枯れず、枇杷の種は芽を出し、少しずつ育っていった。樹木の成長は余りにもゆっくりだったし、水やりは雨にまかせていた。
以来20年、桜も枇杷も大きくなって繁っている。私は「庭に樹木があると癒される」などと勝手なエッセイを書いている。いい気なものだ。と思いながら、さらに内的イメージの植物画も描いている。
植物(葉緑素)がこの地上に現れたのは古生代のシルル紀とかデボン紀という地質時代で4億年とか5億年もの昔だ。これに対して人間が登場してからまだ数千年くらいしか経っていないという。それなのに人間は樹木を大規模に伐採し続けている。都市の高層ビルの窓から眺めると地の果てまでコンクリート色で緑が見えない。しかし、
それでも樹木や草の根や種子は地下に無尽蔵に蓄えられ、いつでも出番を待っている。
大津波以後、大火災以後、戦争以後、開発以後、そして人間以後も。植物は繁栄を続けていくだろう。そうした長大な時の中で、私が絵を描いている時間は実に、奇妙
なほどわずかだ。この度、そのわずかな時の収穫「植物画」を展示します。 谷川晃一
新作水彩画15点を出品します。
左の作品:「PLANTS 1」 2017 水彩 100×148mm
終了 版画・写真
谷川晃一・宮迫千鶴・水野英一
谷川晃一さんの最新画文集『雑木林の四季』の中で植物に関する本が3冊ほど紹介されています。動かないし何も感じないと思っていた植物達の驚くべきコミュニケーション能力を紹介されている谷川さん。植物に魅せられモティーフにしている3人の作品を展示します。ご覧頂けましたら幸いです。