#229 その後のケータイ利用状況(その2)

2004/04/30

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 最近では不特定多数に送りつけるいわゆる「広告メール」には「未承諾広告」という文字を入れないといけないということになってはいるが、使っているWebメールのフィルタ機能には、日本語文字列によるフィルタリングに対応していない。

 そのため現在、私にとって用のあるメールかどうかを判断する比較的確実なフィルタは「タイトルが英語か否か」だったりする。現在は知人からのメールはだいたい日本語の文字列しか含んでいない場合が多いので、それ以外のメールはだいたい自分に用のない迷惑メールだと判断してほぼ差し支えない。具体的には、標題に「r」だの「e」だの、比較的出現頻度の高いアルファベットの小文字を含んでいたら、それだけでSPAMと断じてもあながち乱暴ではないほどである。もっともこの基準だと、頭にメーリングリスト名を入れてくれるメーリングリストからのメールもはじかれることになるので、それらは別に条件付けして転送することにしている。

 こうして必要のあるメールだけ通知を受けても、通常は携帯電話からすぐに返信するわけではない。どんなに訓練したとしても、私は携帯電話でパソコンのキーボード以上に文字を早く打つことはおそらく出来ないし、もたもた文字を打っていると自分の思考スピードまでもがそのペースに制限されて自分の考えを伝えきれない恐れがある。だから、よほど急いで返信しなくてはならない場合を除き、たいていはパソコンの前に座る機会が来るまで返事は出さない。そもそもメールは相手の都合のいいときに読んでもらって返事を書いてもらうという通信手段なのなのだから、そう急いで返信しなくても困ることはほとんど無い、と割り切っている。

 また、Webの方も携帯電話を利用して見ることは少ない。理由は一言「パケット代が高いから」。いくら携帯電話でもパケット使用料が安くなり、最近は定額制になってきたとは言え、職場でも家でもパソコンを使えばそれより安い値段でWebを閲覧できる環境があるのだから、よほど必要に迫られない限り、携帯電話でWebを閲覧することはほとんどない。もっとも、飲み会の時に「駅前探検倶楽部」などで終電を調べることくらいはやっている。終電を逃してタクシーで帰ったり泊まったりしなくてはならなくなったら、携帯のパケット代どころの騒ぎではないからね。

 そのほか、Javaで動くソフトをダウンロードして使用するi-appliなどの機能についても、たまたま持っている機種がi-appliの動作が遅いという理由で、ほとんど使っていない。というよりも、使いたいと思うようなソフトがあまり無い。ゲームなどは確かによくできたものが多くあると聞くけれども、貴重な時間を生産性の無いゲームで浪費してしまうのも惜しいから、そういうものにはあえて興味を向けないことにしている。

 肝腎の通話にしても、もっぱら自分からかけるよりは受ける方が多いので、毎月の通話料はほとんど無料通話分の域を出ない。あまりにも無料通話分が余ってしまうので、最近はもっとも安い通話プランに変えてみたが、それでも余ってしまうことに愕然としている。そんな具合であるから、着メロや着うたなんていう機能もほとんど使っていない。

 強いてあげれば、スケジュール機能は比較的よく使っている。予定が入った時点で、スケジュールに記録しておけば、その日時にアラームで知らせてくれるので便利である。また、電話をかけるあてはあまりなくても、電話帳にはしこたまデータをほおりこんでいる。携帯電話のメモリ編集ソフトを使って、電話番号だけでなく、メールアドレスや住所まで、携帯電話に記憶させているため、携帯電話1つあれば調べることができる。でもよく考えると、これらの機能は携帯電話でなくてもいいものである。

 なんだかこうして書いてみると、わざわざ月何千円も払って自分で携帯電話を持っている必要は無いような気がしてきた。幸か不幸か、4月から部署がかわり、自分のものとは別に職場の携帯電話を持つことになったので、使用状況によっては、私物の携帯電話は解約してしまうかも知れない。


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