#228 その後のケータイ利用状況(その1)

2004/03/28

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 私と携帯電話との付き合いもかれこれ6年になろうとしている。携帯電話を使い始めた当時(1998年)は、周囲ではまだ持っていない人の方が多かったくらいであるが、現在(2004年)では、自分の知人についても9割近くが持っているという状況である。私の場合、現在の機種は最初から数えて4台目で、最後に替えたのは2年前だから、比較的長く使っている方かも知れない。

 今更ながら、使い始めた頃に比べると、わずか数年のうちに携帯電話は随分と進歩したものだ。i-modeをはじめとするメールやWebブラウズ機能が瞬く間に一般的になり、最近ではカメラ機能のついた携帯があたりまえになっている。

 一方で、私の現在持っている機種は、P503iという、今となっては珍しい折りたたみ式でないストレートタイプの機種である。もちろんカメラ機能はついていない。この次もし替えるとすれば、ほぼ間違いなくカメラ機能がついた機種になるのだろうが、実のところ私は、携帯電話のカメラ機能については、今のところあまり期待も重要視もしていない。

 確かに現在の携帯電話についているカメラ機能は、私が初期に買ったデジカメのそれを凌駕していると言ってもいいくらいである。だが、いまどきのデジカメとくらべてしまうと、画像をパソコンなどに吸い出したり際に手間がかかったり、フラッシュが無かったり反応速度がいまいちだったりするなどカメラとしての基本的な機能が不足していたり、使い勝手が悪かったりするなど、機能面での貧弱さが目についてしまう。

 また最近の携帯電話は、製品の入れ替わりのサイクルが早い分、耐久性に難があるような気がする。3万円くらいの携帯電話を買っても、2年も使わないのでは、なんだかもったいない気がするし、それならば3万円のまっとうなデジカメを買った方が私にとってははるかに満足度が高い。

 ちょっと前だと、携帯電話は旧機種のものだとそれこそ何千円という値段で機種変更が可能だったのだが、最近はカメラ機能がついているせいか、旧機種でもなかなかそこまで安くならない。たまたま今の携帯に替えた時は手数料込みでわずか4200円で交換できた(しかもポイントで2000円くらいバックがあった)のを考えると、もはや消耗品とも言える携帯電話の場合は、1万円以上かけて機種変更をする気が起きないというのもある。

 また、Webやメールやiアプリといった、インターネット機能について見てみると、こちらもそれほど使っているわけではない。現在使っているDoCoMoのi-modeは、相変わらず迷惑メールが多くて使い物にならないので、メールに関しては、パソコンのメールアドレスに届くメールを分岐転送し、フリーのWebメールサービスを介して、着信通知だけをアドレス指定着信で受け取ることにしている。

 Webメールサービスにはi-modeからアクセスすることで本文が読めるようになっており、返信も打てる。携帯電話に固有の文字数制限も無いし、差出人や件名などの条件によって、フォルダに振り分けたり、通知/非通知を選択したりすることもできる。

 しかし、最近は通常のメールアドレスにも迷惑メールが相当数来ており、ほおっておくとそれらもいちいちi-modeに着信通知されてくる。以前は迷惑メールは宛先に私のアドレスが書かれていなかったことで区別できたのだが、最近は宛先もちゃんと私のアドレスになっていたりするので、迷惑メールか否かの判別が難しくなっている。ウイルス付メールも時々猛威を奮っており、なんだかんだで、トータルすれば8割くらいは私に用の無いメールである(つづく)。


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