#181 デスクトップを飾るモノたち

2001/10/11

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 私の職場には一人一台ずつ、Windows2000の入ったノートパソコンが支給されている。メールのチェックから書類の作成、スケジュールの管理まで、ほとんどの仕事をそのノートパソコンで行うため、出勤してから退社するまで、ほとんどパソコンに向かいっぱなしである。それ故パソコンのデスクトップは、まさに現実世界の机の上と同義である。そして、職場の机の上が各人各様であるのと同様に、その上にあるパソコンのデスクトップも、人によって随分様子が違うのが面白い。

 Windowsパソコンのデスクトップを眺めてみると、およそ次のようなパターンに分類できるようだ。

 さて私の場合、自宅のWindowsパソコンのデスクトップは「超シンプル型」に近い。壁紙などを貼ることに吝かではないのだが、前にも述べたように、OSがWindowsMeであるため、余計な壁紙やアイコンをデスクトップに並べてリソースを無駄食いされるのを防ぎたいという意図があり、敢えてシンプルに抑えている。

 一方職場のパソコンはWindows2000なので、デスクトップにアイコンや壁紙があってもリソース不足を気にする必要はとりあえずない。さりとて、仕事のファイルのアイコンを所狭しと並べているのも美しくない。だいたいウィンドウが開いている状態でその下にあるデスクトップ上のアイコンを探し出し開くのはかえって手間がかかる。美しく使いやすいデスクトップを目指して、いろいろな方法やソフトを試した結果、今では以下に述べるような形に落ち着いている。

 まず、画面の右上隅にはフリーソフトの時計を置いている。透過ウィンドウを使ったシンプルなデジタル時計で、余計な機能はほとんどない。作業しながらすぐ時刻が参照できるのが良い。またメモ書きなどをして何度も貼って剥がせる文房具の付箋紙を模した付箋紙ソフトも愛用している。こちらの方は、よく使う電話番号や備忘録など、頻繁に参照する情報を書いて貼り付けている。

 デスクトップに置くアイコンは、最も頻繁に参照するデータファイルのショートカットのみ厳選して、デスクトップの左端にならべておく。これならウィンドウ群に隠れて探すのに面倒なことになることはあまりない。アイコンはショートカットなので、必要がなくなればそのままゴミ箱に捨てる。削除しても本体はなくならないので便利である。このようなファイルが多くなってきたら、適当なフォルダにまとめ、そのフォルダのショートカットをスタートメニューの中に入れる。こうすると、よく使うファイルをスタートメニューからたどれるので便利である。

 壁紙だが、ネットワークに常に繋がっている利点を生かし「日本をゲットだぜ!」というソフトを利用している。これは、一定時間ごとにネット上の画像データを取得し壁紙にしてしまうというソフトである。時を追って替わっていく画像として有益なのは気象情報である。私はCWWの関東合成レーダー画像と、高知大学のひまわり赤外線画像を並べて、それを壁紙にしている。前者は10分毎、後者は1時間毎に画像が替わり、見ていて飽きない。もちろん、居ながらにして現在の雨の状況などがリアルタイムで分かるという強力な利点もある。雲行きがあやしい時など、これを見ていればこのあと雨が降るかどうかがある程度予想できるので、大変重宝する。この壁紙を見て、夕方になって雨が降りそうということであれば、残業もそこそこにとっとと帰ってしまう私である。


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