トップページ > 不等辺じゃーなる > 2004/12/19
今日は、4日後のワークショップに先立ち、いろいろなゲームを試みる。たとえば足の下のタオルを足の指だけで、タオルからはみ出すことなく裏返すというゲーム。何度かやっていくと、だいたい戦略は似てくるのだが、足の指使いや作業の丁寧さに特徴があって面白い。ボケ防止にはなりそうだが、下手をすると足の指を攣りそう。
人が集まってきたら、前回に引き続き「朗読」を行う。今日のテキストは坂口安吾作「夜長姫と耳男」。比較的読みやすいテキストで、文の中の句読点で区切られる単位ごとに「輪唱」していくことから入って、だんだん難易度を増していく。句読点をほとんど文節や単語ごとに置いてみたり、所々に句読点以外の区切り文字を入れてみたり、更には句読点のかわりに「★」「ハート」「(泣)」などの記号(?)を入れて、それにアクションをつけてみたり、およそこんな感じのテキストになってしまった。
「オレの親方は!ヒダ随一の?名人と、うたわれた。タクミであったが!夜長の、長者に招かれたのは、老病で死期の、近づいた時だった(泣) 親方は、身代りに!オレを、スイセンして(ニッコリ)『これはまだ、二十の若者だが(恥じらい) 小さいガキのころから、オレの膝元に育ち、特に、仕込んだわけでもないが、オレが工夫の、骨法は大過なく会得している奴です!五十年仕込んでも、ダメの奴は、ダメのものさ(バイバイ〜)』」
…坂口安吾先生すみません。
個人的には、初めて参加した「ごみ問題」で思いのほか親を何度もゲットできたのが嬉しいことであった。
そんなわけで、今日は早めに稽古を切り上げて、夜は忘年会。次の出演作の宣伝をする者、来年の抱負を語る者などさまざま。今年一年がんばったすべての人に、メリークリスマス&ハッピニューイヤー!
(はらでぃ)
(写真:朗読アクションの一つ「ぶんぶん(from さとう珠緒)」/忘年会の様子)