△ 「よそびと診療所」シーン34


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下手灯り。手術準備室。シーン32の続き。

ベルル 「先生。私がメルさんの事、気付いていないと思ってるんですか?」
里桜 「メルさん?」
ミオ 「メル姐さんがどうしたんです?」写真
ベルル 「メルさんは…クローンですよね?」
里桜 「え?!」
カンナ 「メル姐さんがクローン?」
ベルル 「バル星人のクローンの寿命はせいぜい10年のはず。」
里桜 「10年?」
ミオ 「でもメル姐さんは千年前に地球に来たって…」
ハナ 「それじゃとっくに死んでるはずです。どうして生きてるんです?」
ベルル 「先生が…寿命を与えているんです。」
ミオ・カンナ・ハナ・里桜 「えっ?!。」
ベルル 「そうですよね、先生。」
ノノ 「…流石ベルル君。その通りです。私は寿命をもらうだけではなく。与える事もできます。」
ベルル 「私の計算が合っていれば、先生もメルさんもそろそろ寿命の限界じゃないですか?」
ノノ 「いえ、まだ大丈夫です。」
ベルル 「でもダイビングにはかなりの寿命を消費します…」
ノノ 「大丈夫です。…また治療を増やして、寿命を稼げばいいんですから。」
ベルル 「どうして…そこまでしてメルさんを…」
ノノ 「当たり前です。彼女は死ぬまで私の患者であり、死ぬまで私の妻ですから。」
ベルル 「先生…」

ミオ、カンナ、ハナ、ちょっと感動する。コルティナとシドが入って来る。

コルティナ 「ドクター!」
ノノ 「どうでした?!」

コルティナ、カプセルを出し。

シド 「救出に成功しました!」
ノノ 「良かった! すぐにオペの準備を!」
ミオ・カンナ・ハナ 「はい!」

ノノ、カプセルをミオに渡す。3人ハケる。

コルティナ 「私はアテナの応援に行く。」

コルティナ、足早にハケる。

ノノ 「お気を付けて。」
ベルル 「ノノ先生…」
ノノ 「ベルル君、あなたの力も必要です。お願いします。」
ベルル 「…わかりました。しかし、システム上私はダイブできません。」
ノノ 「わかっています。あなたは外からメインサポートをお願いします。」
ベルル 「え?じゃ誰が助手を?一緒にダイブする助手がいなければオペは無理です。」
ノノ 「助手ならいます。」写真

ノノ、里桜を見る。

里桜 「…え?…まさか…」
ノノ 「はい、里桜さんも一緒に潜ってもらいます。」
里桜 「いやいやいやいや!無理無理無理無理!」
ノノ 「あなたしかできないんです。」
里桜 「できませんよ!やった事ないし、そもそもなんだかよくわからないし…」

ミオが入って来る。

ミオ 「準備完了です。」
ノノ 「行きましょう!」

里桜を残してみんな走り去る。里桜にサス。

里桜 「ちょっと待って!そんな無茶苦茶な!…私…私失敗しますからぁ!!」

サス、消える。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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