△ 「よそびと診療所」シーン28


トップページ > ページシアター > よそびと診療所 > シーン28 【公演データ

<前一覧|次>

そこへぬらりが現れる。

ぬらり 「失礼致します。」

みんな身構える。コルティナとアテナは戦闘態勢を取る。

ノノ 「ぬらりさん?」
コルティナ 「何者だ!」
ノノ 「大丈夫。知り合いの妖怪さんです。」
コルティナ 「妖怪?疑似生命体か?」写真
里桜 「どうやって中に入ったんですか?」
アテナ 「一部の妖怪はシールドも抜けられる。」
ノノ 「ぬらりさん、今ここは危険な状態で…」
ぬらり 「その事についてお知らせに参りました。皆さんは強い妖気を持った者に騙されています。」
コルティナ 「騙されている?誰に?」

ぬらりがステッキを振る。

ぬらり 「今、術を解きました。ノノ先生、思い出して下さい。何かが間違っているはずです。」
ノノ 「え?…あれ?」
コルティナ 「何かわかったか?」
ノノ 「…二人じゃない!研修医は…一人のはずだ!…」
里桜 「え?!じゃ、やっぱりモントさんが…」
ノノ 「違う!モント君は本物の研修医だ!犯人は、アトラさんだ!」
みんな 「え〜っ?!」
アテナ 「しかし彼女もお茶を飲んだのに…いや…あの時…」
みんな 「お茶は飲んでいない!」
ぬらり 「それが正しい記憶です。」
里桜 「じゃアトラさんがトロンだったの?」
コルティナ 「いや、トロンはサイキックだが幻覚を使える能力はない。幻覚を使えるのは…え?…待てよ…まてまてまて…違う…この情報も違う…」
ノノ 「情報って?」
コルティナ 「そうだ!イルージュだ!アトラの正体はイルージュだ!」
アテナ 「しかしやつは自害したはずじゃ?」
コルティナ 「自害はフェイクだ!奴の幻覚だ!すぐに確保しなければ!!」

コルティナ、出て行こうとするが

ぬらり 「待って下さい。うかつに近づけばまた奴の術に落ちます。私でさえ危うい。」
アテナ 「通信も危険ね。」
里桜 「じゃ、この部屋以外のみんなには知らせられないの?」
アテナ 「直接接触して助けるしかない。」
コルティナ 「クソッ!どうすれば…」
アテナ 「一つ案がある。」
ノノ 「何です?」写真
アテナ 「(カプセルを掲げ)この収容カプセルにみんなを避難させる。」
里桜 「何ですかこれ?」
アテナ 「人物や物体をミクロ化させてここに収容できる装置だ。」
里桜 「そんな物もあるんですか?!」
アテナ 「入ったら自力で出る事は不可能だが、この中なら術は効かないし、外との通信も可能だ。副長官たちは、私とコルティナ隊長で救出する。」
コルティナ 「いい案だ。」
モス爺 「じゃがうかつには近づけんのじゃろ?」
アテナ 「奴は、ぬらりさんがここに来た事にまだ気づいていない可能性もある。」
コルティナ 「もしそうなら動きやすいが。」
ノノ 「医療チームも行かせて下さい。お母様を救出できれば、すぐにボウドロンの摘出手術ができる。」
ベルル 「待って下さい。摘出の方法なんてないんじゃ…」
ノノ 「できる可能性はあります。」
ベルル 「え?」
ぬらり 「医療チームには私も参加させて下さい。」
ノノ 「何か良い案が?」
ぬらり 「五分五分ではありますが。」
ノノ 「わかりました、作戦を練りましょう。」
アテナ 「医療チーム以外の皆さんはカプセルに。」

医療チーム以外のみんなはアテナにゾロゾロついて行く。里桜もついて行くが、ノノが声をかける。

ノノ 「里桜さん!里桜さんはこちらに!」
里桜 「え?私そっち?いや、どう考えても私にできる事なんか…」
ノノ 「いえ、あなたに重要なお願いがあるんです。」
里桜 「あ、はい。わかりました…」

雪子、里桜にサムズアップ。里桜もサムズアップ。全員ハケる。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

<前一覧|次>


トップページ > ページシアター > よそびと診療所 > シーン28 【公演データ