トップページ > ページシアター > よそびと診療所 > シーン23 【公演データ】
アテナ、ペック、メックが入って来る。
アテナ 「お客様をお連れした。」
全員並んで気をつけ。シド、護衛でミュン副長官をエスコート。その後ろから軍のコルティナ隊長と
隊員達が現れる。ミュンはスチームパンク風の出で立ち。コルティナ隊は黄色いTシャツとジーパン姿。
シド 「こちらが銀河連合の副長官。」
ミュン 「突然の訪問で大変失礼。ミュン・アグラスと申します。」
里桜 「(小声で)え?あれがノノ先生のお母さん?」
シド 「こちらは連合軍のコルティナ隊長。」
コルティナ 「宜しく。」
モス爺 「(小声で)コルティナって…連合軍最強部隊の…?」
ロッサ 「(小声で)どこが愉快な仲間たちよ…」
里桜 「え?あの人、軍人なの?なんかチャリティーやってそう…」
ロッサ 「し〜っ!」
コルティナ 「そこの地球人。」
里桜 「え、は、はい。」
コルティナ 「愛だけで地球を救えると思うなよ。」
里桜 「うわ、見た目と真逆の事言ってる…」
シド 「彼らクラスの軍人は、戦闘力が高過ぎて武装は必要ないのです。」
里桜 「無課金お姉さん…」
ミュン 「久方ぶりですねロッサ。2〜3千年振りですか?」
ロッサ 「は、はい、大変お久しゅうございます奥様。申し訳ございません、手違いでこんな場所に。今別の部屋を…」
ミュン 「ここで結構。で、ノノさんは?」
ロッサ 「間もなく参ります。あの、やはり別の部屋に…」
ミュン 「ここで結構。そうそう、ノノと結婚したとかいう例の…」
ロッサ 「奥様ぁ!応接室ならすぐそこなので…」
ミュン 「ここで結構。 で、ノノと結婚したとかいう例の…」
ロッサ 「あ〜そうだ!こ、これ、お一ついかがでしょう?!地球名物かりんとうまんじゅうで〜す!!」
シド、アテナ、ペック、メック、焦りの表情。ミュン、まんじゅうを手かざし。ハウリングの様な音。
ミュン 「危険な素材はないようです。頂きます。」
ミュン、まんじゅうを食べる。みんな固唾をのむ。間。
ミュン 「…美味です。」
ロッサ 「良かった…」
アトラとモントが紙コップを持って走り込んで来る。
アトラ 「お茶を持ってまいりました!!」
ロッサ 「グッタイミン!!…あ、この二人はジニッシュ星人の研修医でして…あれ?そのお茶って?」
アトラ 「ロビーの売店のやつです。」
ロッサ 「いや、そんなんじゃなくてちゃんとした…」
ミュン、手かざし。ハウリングの様な音。納得し、アトラの紙コップを取り飲む。みんな固唾をのむ。間。
ミュン 「…美味です。」
ロッサ 「良かったぁ…」
モント、コルティナに紙コップを差し出す
モント 「あの宜しければ…」
コルティナ 「私は結構。」
アトラ 「私がもらう。」
モント 「え?」
アトラ、モントの紙コップを取って飲みホッと一息。
ミュン 「ところでロッサ。」
ロッサ 「はい奥様!」
ミュン 「そのシーツの下の方は、どなたです?」
ロッサ 「んがっ…いやあの…これはその…大したあれでは…」
ミュンが手かざしすると、シーツを被ったメルがミュンの近くへ引き寄せられる。
同時にコルティナ隊がメルを囲む。ミュンがシーツを剥ぐとメルが元気に出て来る。
メル 「ブウ!!」
ミュン、コルティナ隊、即座に身構えるが、メルを見てミュンが絶句。
ミュン 「…そんな馬鹿な、どうしてあなたが…」
メル 「めっかっちゃったぁ。今度は私がオニね〜。」
ロッサ 「違う違う!かくれんぼじゃないの!この方はノノ先生のお母様の…」
メル 「あ〜〜!!銀河最強のノノママかぁ〜!!初めまして!メルちゃんで〜す!シクヨロ!」
ミュン 「メル…まさかこの子…」
そこに、ノノ、ソルト、ベルルが到着。3人驚愕。ミュン、ノノを静かに見つめ
ノノ 「お、お母様…ご、ごぶ、ごぶさたしております。」
ミュン 「ノノさん。あなたには後程たっ…………ぷりとお話しがあります。コルティナ。艦隊の陣形は?」
コルティナ 「完成まで2分20秒です。」
ミュン 「少々時間がありますね。この船にシェルタールームは?」
ソルト 「こ、この階の奥にリハビリ用の部屋があります。」
ミュン 「強度は?」
ソルト 「核やプラズマ弾にも余裕です。」
ミュン 「わかりました。メルさん一緒に来て頂けます?。」
メル 「おうよ!」
ノノ 「お母様!何を?!」
ミュン 「メルさんをお借りします。」
ノノ 「いや、ちょっと待って下さい…お、お母様!」
ミュン、メルを連れてハケる。ついて行こうとするノノをコルティナ隊が止める。
突然、ゴジラとキングギドラの様な咆哮が響きわたりみんなビビる。
里桜 「な、何今の?!」
続けて地響き。みんなキャーキャー騒ぎ出す。爆発音、光線音等が響き、部屋が揺れ、灯りも揺れる。
出て行こうとするノノをコルティナ隊が押さえる。が振り切ろうとしてコルティナ隊をはねのける。
コルティナ 「ほう。流石副長官のご子息。」
そして静かになり、灯りも戻る。
里桜 「…静かになった…」
ロッサ 「ま、まさかメルさん…」
ミュンが部屋に戻って来る。
ノノ 「お、お母様メルは…」
メルも部屋に戻って来る。
メル 「ここにいるぞ。」
ノノ 「メルさん…良かった…」
ノノ、ホッとして膝をつく。みんなもホッとする。
シド 「副長官、メルさんと一体何を?」
ミュン 「ガールズトーク。」
里桜 「絶対ウソだ…」
ノノ 「とにかく殺されなくて良かった…」
ミュン 「殺すわけありません。」
ノノ 「それじゃ、あの…」
ミュン 「許した訳でもありません。」
ノノ 「あ…はい…」
コルティナ 「艦隊の陣形、完成しました。」
ミュン 「では早急に対応を。」
コルティナ 「まずはこの診療所内にいる医師や患者を全て集めてほしい。」
ミュン 「場所は先程のシェルタールームがいいでしょう。」
コルティナ 「説明はそこでする。ドクター・ノノ、急いで手配を。」
ノノ 「はい…。みんな、宜しく。」
医者達 「はい。」
みんな急いで出て行く。
(作:松本じんや/写真:はらでぃ)