△ 「インヴィジブル・ファイア」シーン31


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照明上手の台上と下手の台上に。それぞれ石倉と愛、トモエと上底が出て来る。

石倉 「下から煙が上がってきてるな。」
「地下施設が火災のようです。」
トモエ 「そっちはどうですか?」
「結界の修復に少してこずってます!」
トモエ 「こっちはやっと一つ止めたよ!」写真
石倉 「残り3発か。」
上底 「ああ!でもまた次の1発が撃たれちゃうぞ!」
「え?」

レーザーが発射される。閃光と衝撃。

石倉 「おおおっ!」

照明が戻る。

「まずい!結界に穴が開いたわ!」
トモエ 「オゥノー…」
上底 「残り2発。」
石倉 「後1発食らったらもたないかも…」
上底 「あれ?焦げ臭い…」
「あ、上底さんの体、ダブのメディカルルームですか?」
上底 「そうだけど。」
「施設内で火災が発生しています!」
上底 「え?!まずいじゃん!」
トモエ 「お兄ちゃんは戻って!」
上底 「でも…」
トモエ 「こっちはなんとかするよ!」
上底 「すまん!」

上底、ハケる。

トモエ 「さあ!ラストスパートね!アムゲッティンクサイテッ!!」

トモエ、愛、石倉ハケる。全体照明、ダブ施設の廊下。曽田と大久保が出て来る。

曽田 「避難状況は?!」
大久保 「8割終わりました!」
曽田 「避難経路はエレベーターしかないのか?!」
大久保 「他は危険です。エレベーターも3機ありますが、渋滞しています!」写真

瀬名と御厨が出て来る。

曽田 「他の皆さんは?」
御厨 「まだ意識が戻ってません!」

上底が出て来る。

上底 「俺は戻ったぞ!」
御厨 「上底!サテライトの方は?」
上底 「苦戦中だ。」

里子、麻耶、角田、めぐみ、宇崎、第七消防隊の3人が出て来る。

里子 「我々も全員戻ったわ!」
曽田 「宇崎!めぐみちゃん!」
瀬名 「みんな無事で良かった!」
大久保 「あれ?!もしかして第七消防隊の皆さんですか?」
曽田 「え?都市伝説の?」
大久保 「昨日はありがとうございました!」
せんた 「あ、昨日の要救助者の!」
めい 「消防士だったんですね。」
宇崎 「彼らにも手伝ってもらう。」
大久保 「一緒に活動できて光栄です!」
宇崎 「大久保は皆さんをエレベーターへ!」
大久保 「了解です!」
里子 「私と角田さんは階段で上がれます。」
上底 「俺も、地上までなら瞬間移動で行ける。」
麻耶 「私も。」
御厨 「エレベーターは人間組だけていいな。」
上底・麻耶 「超能力者は人間です。」
大久保 「皆さんこちらへ!」
里子 「地上で会いましょう!」

大久保、みんなを連れて行く。

めぐみ 「お兄ちゃん!気をつけて!」
宇崎 「ああ!」
曽田 「ほとんど消火できたが、壁の奥の火元がまだ手付かずで火災が広がっている。」
せんた 「ならまかせろ!僕らは壁抜けができる。」
曽田 「壁抜け?」
宇崎 「でも消火器は?」
らくすけ 「いらない。」

第七消防隊の3人、斧を出す。

めい 「これで消す。」
せんた 「僕たちは煙も火も平気だ。」
めい 「場所は?」
曽田 「この廊下のつきあたりです。」
せんた 「よし行こう!」

第七消防隊、足早にハケる。

曽田 「かっちょいい…」
宇崎 「俺たちは残りの火元の消火だ!」
曽田 「おうよ!」

2人もハケる。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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