△ 「ガールズ・イン・ザ・クライシス」シーン36


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照明、ゆっくり全体が明るくなると、全員アモンの悪夢の前の立ち位置に戻っている。

タウロス 「ん?なんだ?」
メア 「あれ?夢からさめちゃった。」
まほろば 「結界が弱っている?」

アモン、フラフラしながらも、タウロスに肘鉄。めあに波動。

アモン 「うおあああ!」
タウロス 「うっ!」
メア 「きゃあっ!」写真

タウロス、メア倒れる。アモン、校長に手を伸ばす。

アモン 「うりゃああ!」

校長、アモンに引き寄せられる。

校長 「くうっ!」
角田 「校長!」
アモン 「なるほど、まだ完治してなかったんだな、メフィスト…なのにエネルギーを使い過ぎた…」
校長 「くそおおっ!」
「お父さん!」
アモン 「さあ、結界を解けメフィスト!」

角田、客間、上底、まほろばが手かざしてアモンを抑える。

角田・客間・上底・まほろば 「はあっ!」
アモン 「ぐうっ!」
校長 「今です皆さん!特訓の成果を!」
カーコ 「でも!」
角田 「我々ごと斬れ!」
ミー 「先生!」
客間 「早くしないと、アモンが力を戻すわ!」
まほろば 「今がチャンスです!」
上底 「フォーメーションだ!」
カーコ 「みんな!行くよ!」

少女達、フォーメーションで囲む。

アモン 「はははは!こいつらの力はさっき食らったさ。お前らだけで俺にとどめなんぞさせはしない!」
上底 「あまいな。この子達だけじゃないぜ!」
アモン 「あ?」
上底 「柊ちゃん!!」

柊出て来る。

「はいはいはい。」
アモン 「なんだお前は…」
「異星人です。」
アモン 「はあ?」
「あ、別に私は何もしませんよ。するのはこの子たちです。はい皆さん立って下さい!」

柊が客席に声をかけると。アモンがうろたえる。

アモン 「な、何だこいつらは!」
「残りの生徒、216人。気配を消して隠れてました。」
アモン 「何?!」
カーコ 「特訓は私達だけじゃなく、全員でしていたの。」
マイ 「これならあんたを倒せる!」
アモン 「そうかもな。だが、一緒に先生達も死ぬんだぞ?いいのか?」

少女達、即答できない。

アモン 「ふっ、気持ちがバラバラだな。時間の無駄だ!メフィスト!早く結界を解け!」
校長 「解くものか!お前と刺し違えても結界は守る!」
アモン 「上等だあ!…うりゃああ!」

アモンが角田、客間、上底、まほろばを弾き飛ばす。

角田・客間・上底・まほろば 「うあああ!」
アモン 「なら殺ってやるぜ!!」
「やめて!!」

アモンが手を振りかざした瞬間、ゴン!と言う鈍い音。アモンの動きが止まる。真後ろに金属バットを持つ瀬名が立っている。
校長、離れてアモンに手かざし。

アモン 「なに…これ?」
瀬名 「ただの人間の底力だ…」
アモン 「ばかな…」
上底 「今だ!」
カーコ 「心を一つに!」
ミー 「世界を救うために!」
カーコ 「もっと一つに!」
マイ 「合い言葉は!」
女子全員 「男子校合同!!!」
カーコ 「構え!」写真

女子達構える。

アモン 「やめろおおおお!!!」
カーコ 「突けえ!!」
女子全員 「やあ〜っ!!」

雷鳴と閃光。アモン絶叫。

アモン 「ぎゃああああ!」

照明戻る。

アモン 「…男子校合同って…なに?…」

アモン倒れる。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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