△ 「ガールズ・イン・ザ・クライシス」シーン33


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中央にサス。校長が入って来る。

校長 「アモンが復活したようです。間もなくここが最終決戦の場になります。ですが、この講堂に張った結界は、最も頑丈に作られています。この中で戦えば我々にも勝算はあります。そして、ヒントのお陰で、ある作戦を思いつきました。みなさん、手筈通りにお願いします。」

照明が広がり、角田、客間、火鎚、まほろばが出て来る。

校長 「入口はここしか開けていません。ここで迎え討ちましょう。」
角田 「二つ目の穴を閉じることに成功ました。ウルグアイの穴も予想より速いスピード縮小しています。」
校長 「正念場ですね。」
まほろば 「来ましたよ。」

アモン現れる。

アモン 「堂々と正面から来てやったぜ。」
校長 「しかも、結界を脱いで来たか。」
アモン 「さっきはあんなもん着てたから動きが鈍ったんだ。次は楽勝さ。あんた以外は雑魚だしね。」
火鎚 「なにい?!」
アモン 「タウロス。そっち側につけて良かったな。嫌な元上司を殴れるぞ。」
火鎚 「ああ、楽しみだ。」
校長 「引き返すなら今のうちですよ。」
アモン 「ご冗談を。それじゃお邪魔します。」

アモン、講堂の中に入る。

アモン 「おお、確かにこの結界は中々のもんだ。」
客間 「やあ!」

客間が斬り掛かるが、アモン、はね除ける。

アモン 「でもごめん、全然動けるわ。」写真

校長が入口の結界を締める。

アモン 「おっ、閉じ込めましたね。」
火鎚 「うりゃあ!」
客間 「やあ!」

アモン、客間と火鎚の同時攻撃を受け流す。火鎚は果敢に攻撃するも、全てかわされる。

アモン 「どうした?一発も入ってないぞ。」
火鎚 「くそおおお!!」

火鎚のパンチは空を切り、逆に一発入れられる。アモン、更に長と角田の攻撃も受け流し一撃を与える。すかさずまほろばがアモンに一撃。

アモン 「おお。今のは効いたな。あれあれまほろばさん、あんたはこっち側じゃなかったっけ?」
まほろば 「あんたたちとは思考が違うと言ったでしょ。」
角田 「まずいな、予想より遥かに強い。」
校長 「やつが結界を脱いだのは誤算でした。」
アモン 「ここであんたらと遊んでる暇ないんで、さっさと決めちゃうよ。はあっ!!」

アモンが手を広げてクルッと回るとみんな体が動かなくなる。

全員 「うあっ!」
アモン 「あっさり術にかかったな。」
校長 「きさまあ!」
アモン 「あんたたちの次の仕事は人質です。さ、サクサク行きますよ。」

アモンに連れられてみんなハケる。照明が変わる。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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