△ 「悩める王子の惑星」シーン32


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飛行隊の面々、暗い面持ちで出て来る。クレセント、椅子に座り頭を抱える。

カーティス 「ちくしょう…チヌークまで…」写真
ランセント 「大丈夫?」
シャーロット 「ええ…。」
ニルス 「これからどうするんですか?5人でこの星を守るなんて…」
ランセント 「頑張りましょうよ!昔の地球には5人で星を守ったヒーローが沢山いたそうですよ。」
ニルス 「5人が沢山なら、大勢じゃない?」
ランセント 「いや、毎年5人ずつで。」
ニルス 「え?なんで?」
ランセント 「さあ…あれ?6人だったかな?」
カーティス 「ジモラスに行かせてくれ。」
クレセント 「え?」
カーティス 「一人でも倒さなきゃおさまんねえ。」
ニルス 「何をバカな事を!」
カーティス 「エッグ一機でも敵は相当倒せる!」
ランセント 「犬死にです!」
カーティス 「地球の古いことわざにあるだろ!やられたらやりかえす、倍返しだ!!」
ランセント 「そんなことわざ聞いた事ありません!」
カーティス 「誰が何と言おうと俺は行くぞ!」

ニルス、カーティスを平手打ち。

ニルス 「目を覚まして下さい!お忘れですか?!わたくしたちには母国の血を守る義務があるんですよ!」

カーティス、ニルスをじっと見る。高い声で棒読み。

カーティス 「いたい…」
ニルス 「あーっ!ごめんなさい!」写真

ニルス、メディシガーを出す。

クレセント 「それに、ジモラスに乗り込んで攻撃などしたら、奴らの攻撃の正当な理由にされてしまう。」
シャーロット 「奴らの思うつぼよ。」

ダグラスが駆け込んで来る。

ダグラス 「みなさん、緊急事態です。」
クレセント 「どうしました?」
ダグラス 「町の中心にパラシュートで妙なカプセルが。」
クレセント 「カプセル?」
ダグラス 「新手の攻撃かもしれません。」
ランセント 「そんな…」
クレセント 「わかりました。みんな行くぞ!」
飛行隊 「ラジャ!」

全員ハケる。

(作:松本じんや/写真:関口空子・はらでぃ

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