△ 「心海のサブマリナー」シーン24


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営倉の二人以外のクルーは全員スタンバイ。

根本 「結局手がかりが掴めないまま、救出作戦に入ることになってしまいました。上からは倉内が命を落としても構わないとの通達がありましたが、私にそのつもりはありません。引き受けた以上、彼の命は何としてでも守りたい。機関部へは神くんをまわしました。山田くん。」写真
山田 「はい!」
根本 「自信を持って下さい。あなたならできます。」
山田 「はい!」
光彦 「宜しく。」
山田 「宜しく…」
有沢 「機関部のモニターは?」
石川 「大丈夫、切ってある。」
根本 「当初の倉内の運命は、この後、仲間を助けに行った際、仲間をかばって拳銃で撃たれて死亡。その要因の一つは心が凍っていて判断力が落ちていたから。しかし、我々の解氷作戦の成功で、今の彼には判断力があります。ただし、それだけではまだまだ危険過ぎます。」
ほおずき 「どうするでありんすか?」
石川 「迷子にさせる。」
岡田 「迷子?」
石川 「現場にたどりつかないように導くんだ。」
ほおずき 「なるほど、それなら死なんですむでありんすな。」
川藤 「でも、倉内がかばう筈の仲間は?」
石川 「残念だが今は仲間の命まで救う余裕は無い。」
根本 「私としても決して納得の行く作戦ではありません。でも今はこれが限界でしょう。」
岡田 「倉内、警察署出ました。」

倉内、竹内現れる。

倉内 「さっきの数字って…」
竹内 「5は同じ区内、22と0は番地と丁目から1を引いた数字。川口班だけの暗号。」
倉内 「って事は…1丁目23番地?」
竹内 「そんなに遠くない。急ぐよ!」

二人、走り去る。

根本 「現場までの距離と時間は?」
岡田 「距離700、約3分で到着します。」
根本 「そろそろ始めましょう。G神経信号打て。」
川藤 「G神経信号打ちます。」

竹内、倉内走り出て来る。コ〜ン。

倉内 「あれ?」

倉内立ち止まってお腹を抱える。

竹内 「どうした?」
倉内 「ちょっと腹の調子が…」
竹内 「え?」
倉内 「大丈夫、行きましょう!」

倉内、竹内走り去る。

川藤 「ダメです効きません。」
石川 「やはり魚雷じゃないと弱いな。潜りますか?」
根本 「ええ、微速前進、ダウントリム25。」
岡田 「微速前進、ダウントリム25。」
根本 「心深度100まで潜航。」
岡田 「心深度100まで潜航。現在75。」
山田 「100か…そこまで潜った事無いぞ…」
光彦 「なんかまずいんすか?」
山田 「大丈夫!それ以上潜ると艦が水圧で潰れるけど。」
光彦 「潰れる?!」

水圧で艦がきしむ音。

岡田 「90…95、6、7…」
根本 「帰還停止、トリム0、水平保て。」
岡田 「帰還停止、トリム0。心深度100です。」

倉内、竹内走り出てくる。

根本 「出力10上げ、G神経信号打て。」
川藤 「出力10上げ、G神経信号打ちます。」

コ〜ン。倉内、腹を抱える。

倉内 「うっ!」写真
有沢 「効いてる様です。」
竹内 「また腹?」
根本 「マインドソナー。」
ほおずき 「「ううっ、さっきのは余震でこっち本震か?!」」
倉内 「少々お待ちを…」
ほおずき 「「コンビニ!コンビニないか?」」
根本 「コンビニまでは?」
岡田 「距離100。後方です。」
石川 「10分は稼げるぞ!」
ほおずき 「「そうだ、さっきコンビニの前通った!あああ、トイレがあると思ったら急に腸が出す気満々になって来たぞ!」」
根本 「我慢するな!」
クルー 「我慢するな!」
倉内 「すみません竹内さん…すぐに…追いつきますんで先に…行って下さい…」
竹内 「わかった。」

竹内、先に行く。倉内、来た方へ戻ろうとして立ち止まる。

根本 「よし、これで…」
有沢 「待って下さい!様子が…」
根本 「なに?マインドソナー。」
ほおずき 「「そおだよ!こんな時のためにこれ持ってたよ!」」

倉内、薬を出し、飲む。

有沢 「下痢止めタブレットです!」
クルー 「ストッパ?!」
山田 「水無しで飲めるやつだ!」
倉内 「お!効いた!」
クルー 「効き目が早い!」
倉内 「よし!」

倉内、竹内を追いかける。

石川 「くそお、無駄骨か…」

水圧で艦がきしむ音。

根本 「やはり100は危険か。取りあえず心深度80まで浮上。微速前進、アップトリム20。」
岡田 「微速前進、アップトリム20。」

機関室で大きな音。

山田 「うわっ!」
光彦 「何だっ?!」
根本 「機関部どうした?」
山田 「バルブが飛びました!」

もう一回大きな音。

山田 「うわっ!二つ飛びました!」
根本 「大丈夫か?」
山田 「大丈夫です!神くん手伝って!」
光彦 「これまずいんじゃないっすか?」
山田 「このくらいいつもの事だって!」

もう一回大きな音。

山田 「うわっ!」
光彦 「誰か呼びましょう!もしもし!あー、あー、ダメだインカムがいかれた!呼んできます!」

光彦、機関室を飛び出す。

山田 「ちょっとまって!ほんと、大丈夫だから持ち場を離れないで!」

竹内、建物の前に隠れていると、倉内が入って来る。

有沢 「倉内、追いつきました。」
倉内 「竹内さん。」
竹内 「おお、以外と早かったね。」
倉内 「すみませんでした。で、様子は?」
竹内 「建物一周して来る。ここで待ってて。」
倉内 「はい。」
根本 「今のうちに信号を駆使して、ここから遠ざけるしかないな。」

光彦、コックピットに入って来る。

光彦 「すみません!誰か機関室に応援を!」
岡田 「神くん!」
石川 「戻れ!持ち場を離れるな!」
光彦 「でも、バルブが三つも…(モニターに気付く)」
石川 「いつもの事だ。お前の仕事はは山田を助ける事だ。」
光彦 「…こいつ…こいつが倉内?」
根本 「まずい。」
石川 「機関室に戻れ!」
光彦 「こいつ、あんときの刑事じゃねえか!どう言う事だよ!」
根本 「神くん落ち着いて。」
光彦 「おれは…こいつの命を救おうとしてたのか?…」
岡田 「神くん…」
光彦 「ふざけんな!こいつのせいでおれは死んだんだぞ!なんでこんな奴!」写真

みんなで光彦をおさえる。

ささがに 「おお!恨みの念なのねん!マイナス100ポイント〜!」
山田 「エンジン出力低下しています!」
まほろば 「「心を一つに」が崩れましたね。」
光彦 「冗談じゃねえ!こんな仕事やってられるか!」
ささがに 「悪態ついた!マイナス30ポイント!」
光彦 「はなせこらあ!」

皆を振りほどく。

ささがに 「暴力!マイナス50ぽいんと!」
光彦 「うるせー!カンフーパンダは黙ってろ!」
ささがに 「あ、それちょっと気に入ったのでマイナスなし。」
光彦 「なあ!後から来た奴にはポイントあげられんだよな?だったらおれにポイントくれよ!こんなとこもう居たくねえよ!」
岡田 「ええかげんにせんかい!」

ささがに、岡田に刀を差し出す。

ささがに 「斬っちゃう?斬っちゃう?」
光彦 「斬れよ!斬ればいいだろ!人斬り以蔵に斬られるなら本望だ!」
岡田 「…きっ…さあん!」

岡田、ささがにの刀に手をかけた所で、有沢が飛び出し、光彦に平手打ちをかます。

光彦 「痛ってえな!何すんだよ!」
有沢 「あんたが死んだのはこいつのせいじゃないよ!」
光彦 「こいつのせいだよ!こいつが飛び出してきたから銃撃戦になって…」

もう一発平手打ち。

光彦 「痛てえよ!今のはマイナスポイントじゃねえのかよ!」
ささがに 「残念ながら…愛があるのね〜…」
光彦 「愛?」
ささがに 「LOVE」
有沢 「あんたが、あんな仕事に手を出さなければ…借金作る様な事をしなければ…」
光彦 「おれのせいだって言いたいんだろ?ああそうだよ、自業自得だよ、仕舞いにゃ自分で撃った弾に当たって死んだ大間抜けだよ!」
有沢 「違う…」
光彦 「違う?何が違うんだよ!」
有沢 「全部あたしのせいなのよ!」
光彦 「…は?…何言ってんの?何であんたのせいなんだよ。」
有沢 「私が…あんたを捨てたから…。」
光彦 「はあ?…おいおい悪いけどあんたとつきあった覚えも、振られた覚えも…え?…捨てたって…まさかあんた…」
有沢 「そう…私は…あんたの母親よ。」
岡田・川藤 「え〜っ?!」
ほおづき 「あんれまあ…」
山田 「え?何?よく聞こえなかったんですけど!」
光彦 「うそだ…そんなのうそだ…。」
ささがに 「うわこれ、恨みだか喜びだかごちゃごちゃで、マイナスできないのね〜。」写真
有沢 「スパイ活動に失敗し、私は命を狙われた。でも、あなただけは守ろうと、孤児院の前に置き去りに…でもそれは言い訳、あなたを捨てた事には変わりない。辛い人生を歩ませ、あなたが命を落とすはめになったのも全て私のせい…」
光彦 「なんだよそれ?…意味わかんねえよ…」
山田 「あの、誰か返事してくれませんか?」
光彦 「おれには…母親なんていねえんだよ。あんたなんか…あんたなんか…」
有沢 「ごめんね、みっちゃん…」
川藤 「みっちゃん?」
岡田 「神光彦。」
川藤 「みっちゃん。」
山田 「あのぉ〜…」

光彦、しゃがみこむ。

光彦 「なんだこれ?ははは…もう何が何だか…」
根本 「神くん。我々もこんなケースは初めてなんですよ。ですがどうか…」

有沢、銃を抜き、光彦に向ける。

石川 「有沢?」

光彦、気付く。

光彦 「え?何これ?これも愛?」
ささがに 「愛のかけらもないのね〜。」

有沢、発砲。

全員 「うわあ!」
山田 「何?!何?!」

みんながおさえる。

有沢 「何これ!」
ささがに 「拳銃発砲!マイナス800ポイント〜!」
石川 「今度は有沢か!」
光彦 「でもこれ、当たっても死なないんだよね?!」
まほろば 「ええ、死にませんけど、痛みは本物と同じです。」
光彦 「え〜っ?!」

おさえられている手からもう一発発砲。ブイソナーの装置に当たる。

全員 「うわあ!」
ささがに 「さらにマイナス800ポイント〜!」

石川、銃を取り上げる。

根本 「石川くん、悪いですが…」
石川 「連れて行きます。」
有沢 「ごめんなさい…ごめんなさい…」

石川、有沢を連れてハケる。

根本 「倉内はどうなりました?」
川藤 「まずいです。今の発砲でブイソナーのモニターがやられました!」
根本 「目を奪われましたか…」
川藤 「音声は…なんとか拾えますが…雑音がひどいです!」
根本 「耳も…」
岡田 「レーダーは生きてます!」
ほおずき 「マインドソナーも生きてるでありんす。」
山田 「そっちの状況分かんないですが、バルブは直しました!」
根本 「信号は?」
川藤 「打てます!」
根本 「やれるだけの事はやりましょう!」

石川、戻って来る。

石川 「こりゃひでえな。」

石川、しゃがみ込んでいる光彦の元へ行く。

石川 「大丈夫か?」
光彦 「わかんないっす…」
石川 「悪いけど今ので営倉は満室だ。しばらくここにいてくれ。」
岡田 「8時の方向からお客さんです。」

竹内が帰って来る。倉内気がつく。

ほおずき 「「帰って来た。」」
川藤 「竹内刑事ですね。」
根本 「音は拾えるか?」
川藤 「やってみます。」
倉内 「どうでした?」
川藤 「どうでした?」写真
竹内 「完全に廃墟ビル。」
川藤 「乾電池入ってみる。」
竹内 「ドアは三つ、全て鎖が掛かってた。」
川藤 「ドーナッツ、全て腐りかかっていた。」

クルー達、川藤の言葉に困惑。

倉内 「じゃ、どこから入れば?」
川藤 「じゃ、どこからが入れ歯?」
竹内 「非常階段から。」
川藤 「膝を掻いたから。」
竹内 「2階と5階から入れそうよ。」
川藤 「意外と誤解から可哀想よ。」
倉内 「ほんとだ。扉が壊れてますね。」
川藤 「ほんとだ。鳥が憧れてますね。」
竹内 「倉内は2階から、私は5階から。」
川藤 「倉内はイガイガ、私はゴワゴワ。」
倉内 「川口さん、無事かな…」
川藤 「川口さん、フジカラー…」
竹内 「さっき救急車呼んだわ。」
川藤 「さっき緊急にヨン様。」
倉内 「さすがです。」
川藤 「差し歯です。」
竹内 「撃たれたとしても、まだ助かるも。」
川藤 「垂れたとしても、マダガスカルかも。」
倉内 「竹内さんも…」
川藤 「竹内さんも…」
竹内 「分かってる。」
川藤 「分かってる。」
竹内 「死ねないわよ。クリスマスまでは。」
川藤 「死んでないわよ。クリス松村。」

倉内、竹内、ビルの中へ

岡田 「2人ともビルの敷地内に入ります。」
石川 「入れ歯…差し歯…ヨン様…」
根本 「ドーナッツ…マダガスカル…クリス松村…」
石川 「これはあれですね。暗号ですね。」
根本 「マインドソナー。」
ほおずき 「「2階と5階から侵入か。川口さん無事かな?竹内さん無茶しないといいな。」」
根本 「川藤くんごめん。音いいや。マインドソナーで行きましょう。」
川藤 「なんかすごくすみません。」
根本 「信号、宜しく。」
川藤 「はい。」
根本 「マインドソナー、オープンでゴー・オン。」
ほおずき 「オープンでゴー・オン!」
岡田 「倉内、竹内と別れて2階から侵入。」

倉内、一人で出て来る。

根本 「小澤らしき姿は?」
岡田 「倉内、竹内以外の人間は…いました、4階です。しかし、川口の可能性も。」
石川 「いや、この後のシナリオから行けば、小澤に間違いない。」
岡田 「てことは川口は…」
根本 「恐らく、もうこっちの世界です…」
岡田 「倉内、階段まで来ました。」
根本 「幻聴信号1番打て。」
川藤 「幻聴信号1番打ちます。」

コ〜ン。空き缶が転がる様な音。

ほおずき 「「ん?下の階?」」
倉内 「竹内さん、1階で物音です。」

二元舞台、倉内と反対側に竹内。

竹内 「わかったすぐ行く、気をつけて。」

倉内、竹内、ハケる。

岡田 「倉内、一階におります。」
根本 「よし、一階におりたら次の幻聴信号で、今度は外におびき出しましょう。」
岡田 「一階に到着。」
ほおずき 「「小澤かな?川口さんかな?それともネズミかな?」」
根本 「幻聴信号1番打て。」
川藤 「幻聴信号1番打ちます。」

川藤の腕をを石川がつかみ、止める。

川藤 「え?」
石川 「え?…あれ?」
根本 「石川くん?」
石川 「まずい!今度はおれだ!」

石川、川藤の腕を持っまま暴れ出す。みんなでおさえる。ささがに大喜び。光彦は呆然としている。

根本 「こんな時に!」

石川、相当力が強い。根本、川藤、岡田、ほおずきで、手足をおさえる。
竹内が出て来る。本物の物音に立ち止まる。

竹内 「倉内、今3階まで降りたけど、上の階でも物音が。」
倉内 「4階ですか?」
竹内 「そっちは?」
倉内 「誰もいません。」
竹内 「4階お願い。」
倉内 「はい。」

倉内、竹内、ハケる。

ほおずき 「「4階に行かなくちゃ!」」
岡田 「倉内、階段を上がります。」
石川 「まずい!倉内が撃たれる!」
根本 「まほろばさん!信号のボタンを!」
まほろば 「できません。規則に反します。」
根本 「神くん!信号のボタンを押して下さい!」
光彦 「え?」写真
根本 「はやく!」
光彦 「は、はい!」

竹内、現れる。

岡田 「竹内、4階に到着!間もなく倉内も!」
川藤 「そこの黄色いボタンだ!」
光彦 「これか?!」
根本 「押せ!」

光彦押す。コ〜ン。物音。

ほおずき 「「ん?3階?こっちか?」」
岡田 「倉内、3階で止まりました!」
石川 「艦長、僕を撃って下さい!」
根本 「しかし…」
石川 「このままじゃみんなを傷つけてしまいます!」
岡田 「犯人、動きます!」

物音に竹内反応。銃を向ける。

竹内 「動くな!」
石川 「艦長!」
根本 「すまん!」

根本銃を抜く。

竹内 「あんた…」

根本、石川を撃つ。石川、気を失う。同じ銃声に竹内が倒れる。

ささがに 「根本、拳銃うった!マイナス800ポイント〜!」
ほおずき 「「銃声?!4階だ!」」

倉内、ハケる。竹内、もう一度銃を構える。

竹内 「…ちくしょぉ…」

竹内、もう一発撃たれて倒れる。救急車の音が近づく。犯人が走り去る足音。

竹内 「…待て…うう…」

倉内、竹内を発見。

岡田 「倉内、4階に到着。」
ほおずき 「「竹内さん!」」
倉内 「竹内さん!」

倉内、竹内に駆け寄り、抱える。

根本 「犯人は?」
岡田 「ビルから出ます!」
根本 「倉内は助かりましたね。」
岡田 「しかし、竹内刑事が…」
ほおずき 「「竹内さん!今、救急車来ましたから!」」
倉内 「竹内さん!」
竹内 「…倉内…これを…」

竹内、倉内にUSBメモリを渡す。

ほおずき 「「USBメモリ?」」
竹内 「…頼む…」

竹内、気を失う。

ほおずき 「「竹内さん!」」
ほおずき・倉内 「ダメだ!しっかりして!救急車が来たんだ!竹内さん!」
まほろば 「はいここまで!救出作戦状況終了!おみごとでした!ただし、(石川を見て)こっちの方が未解決ですので、まだこの海からは出られませんが。」写真

みんな浮かない顔をしている。

根本 「私は石川くんを救護室に。岡田くんは神くんを休憩室にお願いします。」
岡田 「はい。」

根本、石川、岡田、光彦、山田ハケる。

ほおずき 「川藤はん。」
川藤 「はい。」
ほおずき 「ちょっと、わちの手伝いをしてくんなます?」
川藤 「はあ。」

ほおずき、川藤ハケる。まほろば、ご満悦のささがにを見て。

まほろば 「満腹ですね?」
ささがに 「もお食べだでだいよぉ。」

まほろば、ささがにハケる。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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