「あげぞこ先生」シーン２９ 「あげぞこ先生」シーン２９トップページ > ページシアター > あげぞこ先生 > シーン29 【公演データ】
職員達、ゾロゾロ出て来る。
畑 「一体私達どうなるの？」
宇崎 「私のせいです。私が余計な事言ったから、あんな作戦さえなければ…」
宇崎、泣き始め、瀬名があやす。
瀬名 「ぴょん子ちゃんのせいじゃないから。」
突然、照明が暗くなりかけて、みんなどよめく。
上底 「なんだぁ〜おい？」
直也 「いたたたた…」
福来 「どうした直也？」
直也 「頭が痛いよ兄さん。」
瀬名 「あいたたた…私もだ。」
畑 「二人とも飲み過ぎ？」
瀬名 「ちょっと、トイレ行って来る。」
直也 「僕も。」
瀬名、直也、ハケる。
上底 「さてどうする御同輩。まさかここでじっとしてるつもりはないよな。」
福来 「でも妙な動きすれば射殺するって言ってましたよ。」
上底 「も、情けないなあ！脳味噌ってのはこういう時使うもんでしょうが！このばかちんがぁ！」
福来 「ば、ばかちん？」
上底 「なんですかぁ〜！」
宇崎 「私もそう思います。修学旅行の時みたいに、みんなで考えればきっといい作戦が…」
畑 「でも、今回は校長も副校長もいないし…」
宇崎 「それじゃこのままみんな殺されてもいいんですか？！」
畑 「バカ言いなさい。」
宇崎 「バカ！」
畑 「バカ言うな！」
宇崎 「どっちですか？！」
内田 「みなさん落ち着きましょう。子ども達が見てますよ。」
みんな落ち着く。
高見沢 「ケータリングでお茶でももらって来ますね。」
内田 「お手伝いします。」
高見沢、内田ハケる。見せ暗転で全員ハケる。
（作：松本仁也／写真：はらでぃ）