△ 「ヴァンパイア・ブリード」シーン39


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里子、立子、たんぽぽがみんなを待ってる。

里子 「みんな遅いな。」
たんぽぽ 「大丈夫、まだ少し時間あるわ。」

鈴木登場。

鈴木 「お待たせしました!」
里子 「鈴木!ホントに来たんだ?!」
鈴木 「なんですかその言い方?わざわざ有休取って来たんですよ!やっぱり人間の危機は人間が救わなきゃいかんでしょ!妖怪にたよるのはおかしいです!」
たんぽぽ 「人間が来るって言うからあの診療所の先生かと。」
里子 「彼女の方が戦闘能力は上です。」

ドック、ドール、フランク到着。

ドック 「隊長!」
たんぽぽ 「お、みんな一緒ね。」
ドール 「この子達もね。」

三匹、出て来る。

ジャジャ 「ジャジャ!」
ピック 「ピ〜ック!」
ポロ 「ポロポロ〜!」

夏子、あずき、ダーク到着。

ダーク 「うぃ〜っす!!」写真
夏子 「遅くなりました。」
あずき 「わぐわぐ!わぐわぐ!」

ブラム、鬼太朗、ネム、あげぱん、海坊主到着。あげぱん、虫取り網と虫かごを持っている。

ブラム 「ミナ〜ノモノマタセ〜タナァ!」
鬼太朗 「これで全員かな?」
里子 「まだ、太陽が…」

太陽、走り込んで来る。

太陽 「すみません!遅れました!」
ネム 「来た来た。」
たんぽぽ 「例の任務は?」
太陽 「はい!無事に!」

たんぽぽ、手を出す。

太陽 「え?」
たんぽぽ 「おつり。」
太陽 「あ、はい!」

太陽ボケッとを探すが中々出てこない。小ビンが出て来て鬼太朗に渡す。

太陽 「ちょっと、持ってて下さい。」
鬼太朗 「おぉ。…あれ?これ僕の妖怪アンテナじゃん!なんで持ってんの?」
太陽 「ありました!」
たんぽぽ 「ご苦労様。」
太陽 「ありがとうございます。」

太陽、小ビンを返してもらう。鬼太朗、まじめな顔になり

鬼太朗 「今回のミッションはメキシコにいる元四天王のつむじからの依頼だ。」
たんぽぽ 「マヤ文明の予言にもある通り、来年2012年の地球滅亡説が具体化しそうなの。」
鈴木 「スケールでか過ぎじゃないですか…」
里子 「世界中の妖怪やヴァンパイアがメキシコに集結します。我々は日本代表ってことです。」
あずき 「わぐわぐ!わぐわぐ!」
ネム 「とっとと片付けて合コン行かなきゃ」写真
鈴木 「それはスケール小さ過ぎじゃ…」
ネム 「さあみんな!気合いいれよ!ポーズ!」

みんな、一人指切りのポーズ。

ネム 「せえの!!。」
全員 「絶対負けニャイ!!」

全員がシルエットになり、字幕
『ヴァンパイア。人間の血を吸い生きる種族。2011年初頭。あるヴァンパイアの少女と
人間の青年の出逢いを境に、妖怪と共に人間を守る種族となる。』
太陽にスポット。自信に満ちた笑みで

太陽 「行って来ます。ひまわり。」

暗転。
終演。

(作:松本仁也/写真:はらでぃ)

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