△ 「ヴァンパイア・ブリード」シーン30


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奥で結界を切り裂く音。みんな出て来る。

ネム 「やっと3階か」
里子 「思ったより時間かかっちゃいますね。」

次の結界を切ったところでフランク登場。

フランク 「よう。」
鬼太朗 「…ここはボクが。」

鬼太朗以外先へ進む。

フランク 「性懲りも無く来たか。ぢぢぢの鬼太朗。」
鬼太朗 「ふん。」
フランク 「おお、確かにさっきよりかなり妖気の数値上げて来たね。」
鬼太朗 「さっき病院でいい薬もらってね。今は中でパーシュワーッ!って感じで効いてるからな。」
フランク 「じゃ、さっきよりは面白いデータとらせてくれるんだ。」
鬼太朗 「たっぷりとな。」写真

鬼太朗、妖気を集めるポーズ。

フランク 「おっ、やっぱりそう来たか、じゃ早速攻撃…な、なんだこれは?どうしていきなりこんな高い数値に?!データに無い!データに無いぞ!」

鬼太朗、妖気をぶつける。

鬼太朗 「うりゃあああ!!」

Ypad、壊れる。

フランク 「うわああ!…そんな!ありえない!こんな数値の妖気なんてありえない!!」
鬼太朗 「ありえない位効くな、この薬。」
フランク 「データが…俺のデータが…」
鬼太朗 「お前がどうしてそんなもん使って戦うか当ててやろうか?」
フランク 「なにっ?」
鬼太朗 「お前がかかってる人間の病気のせいだよな?」
フランク 「くっ…」
鬼太朗 「お前も…痔だろ?」
フランク 「うっ…」
鬼太朗 「しかも、ボクと違って、外の痔だ。」
フランク 「くっそぉ…」
鬼太朗 「うっ…」

鬼太朗、急にひざまづく。

フランク 「ん?…ははははは!どうした?無理してパワー使い過ぎたか?」

フランク、剣をだす。

フランク 「別にYpadが使えなくても戦えるんだぜ。」
鬼太朗 「くっそぉ…」
フランク 「詰めが甘かったな、鬼太朗。でも死ぬにはタイミングも場所もうってつけだ。アナログ妖怪は、アナログ放送と共に終了だ!はははははは!」

フランク、剣を振りかざす。が、後ろにあげぱんが立っている。フランク気付く。

フランク 「あ?」

その瞬間、あげぱんがフランクのズボンを思いっきり上げる。

あげぱん 「ぬ〜ん!!」
フランク 「がっ……ぎゃあああああああああっ!!!!!」

フランク、ぶっ倒れ、ぴくぴくしている。

鬼太朗 「ナイスあげぱん。」写真
あげぱん 「ぬ〜ん。(イェーイ)」

たんぽぽ出て来る。

たんぽぽ 「さすがね、鬼太朗。」
鬼太朗 「ちょっと無理した。」
たんぽぽ 「フランク、これを見て。」

たんぽぽ、記憶の石を出し、フランクの額に手をあてる。

フランク 「…そんな…そんなバカな…カーミラ様がオレたちを?…」
たんぽぽ 「いっちょあがり。」

暗転。

(作:松本仁也/写真:はらでぃ)

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