△ 「トワの宇宙」シーン5


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映像と字幕  ガニメデ上空宙域 戦闘爆撃航空隊ライトニング・バーズ
暗転中、爆音と戦闘機の飛行音。明転すると、高台の椅子にライトニング・バーズ隊の隊長のホーク・アイ少佐、チャーリー中尉、ルーシー中尉。

アイ 「ライトニング・バーズ、ホーク・アイより戦艦カラマツ。ガニメデ北部基地、空爆終了。状況確認願います。」写真
シュローダ 「こちらカラマツ艦長シュローダー。空爆をレーダーで確認した。完璧だ。」
チャーリ 「やった!」
ルーシー 「やりましたね隊長!」
アイ 「ええ。艦長、ライナスの部隊は?」
シュローダ 「クラーケンの調査中に、カプセルを発見しちまってまだ作業している。」
アイ 「無茶しないといいけど。」
シュローダ 「それより我々に緊急で新しい任務だ。」
アイ 「任務って…作戦後にですか?」
シュローダ 「いや、今すぐにだ。」
チャーリ 「今すぐ?」
ルーシー 「作戦はどうするんです?」
シュローダ 「我々の艦だけ外れる。」
チャーリ 「何それ?」
ルーシー 「どうして?」
シュローダ 「最重要極秘任務。世界連邦政府大統領命令だ。」
チャーリ 「大統領命令?!」
シュローダ 「ある人物を運ぶ任務らしい。」
アイ 「人数は?」
シュローダ 「一名。」
チャーリ 「たった一人を戦艦一隻でですか?!」
ルーシー 「どんな大者よそれ。」
アイ 「身長500メートル位あるんじゃないの?」
チャーリ 「なら納得。」
シュローダ 「もうすぐその人物を乗せた巡洋艦が到着する。」
アイ 「巡洋艦?」
シュローダ 「タイタン戦から帰還中の『スター・フライト・ワン』だ。」
アイ 「スター・フライト・ワン?!レパード隊の船ですか?!」
シュローダ 「おお、よく知ってるな。」
アイ 「隊長のサユリ・レパード少将は、訓練学校時代の教官でした!」
シュローダ 「なるほどぉ。君の腕は、あの伝説のトップ・ガン仕込みだったってわけか。」
アイ 「でも、教官が連れて来る重要人物って…」
シュローダ 「とにかく、まずは帰還してくれ。」
アイ 「了解。行くよ!」
チャ・ルー 「ラジャー!」

三人はける。

(作:松本仁也/写真:はらでぃ)

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