△ 「Postscript」 2000/02/26(本番中日)


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 どうにか初日も明けて、ほっと一息といった感じの劇団員。今回は本番前後の劇場内の様子をお届けします。

写真 今回音響操作をおこなった越後と、音響装置です。MDデッキを2台使用するほか、ノックの音など、役者の動きに合わせて音を出すようなものは、サンプラーという機械を使って音を出します。耳障りな音にならないよう、使う音はあらかじめすべてゲージ(音量)を決めてあり、決められた通りのタイミングで決められた音量を出すのが仕事です。本番中ミスをしないよう、お守りのように脚本を肌身離さず持っています。

写真 一方こちらは今回照明操作を行ったはらでぃと調光卓です。48個のフェーダー(実際に使ったのは30個)が3組あり、それぞれに場面ごとのあかりをセットできます。後方にあるおびただしい数の線は、吊ってある照明と調光卓とを関連づけるパッチ線と言われるものです。照明操作の方も、決められたタイミングとスピードで照明を転換していく、ミスの許されない仕事です。

写真 本番前の楽屋の様子です。自分の衣装に着替えてから、各自のメイクを行います。基本的に自分のメイクは自分でやります。(もちろん、メイクが終わったあとは互いに見てもらって変になっていないかチェックしてもらいます。)すべて準備ができたら、芝居中に使う自分の着替えや小道具がちゃんと袖にセットされていることを確認して、舞台袖に入ります。袖に入ってからはもう楽屋には戻れません。

写真 公演が終わったら、役者を舞台に集めて演出がダメ出し(良くなかったところのチェック)を行います。芝居は生ものですし、演じているのは生身の人間ですから、公演にごとに良いところ悪いところが出てきて、芝居の中身は微妙に違ってきます。それでもやはりお客様に観てもらっているという緊張感からでしょうか。役者は大抵稽古の時よりも良い演技を見せてくますし、それがまた、芝居のおもしろいところであると言えます。

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