△ 「Postscript」 2000/02/24(小屋入り初日)


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 芝居をやっていて何と言っても楽しいのは、小屋(劇場)に入ってからの日々です。大変時間の限られた中で準備や片づけをしなくてはならないので、非常に慌ただしいことが多いのですが、それだけに密度の濃い充実した時間でもあります。
Making of Postscript」の最終回は、そんな「小屋入り生活」の一部をお見せします。(劇場が暗いので、なんとなく暗い写真が多いのですが、ご了承下さい。)

写真 仕込みに入ると、大部分の人は装置班として、舞台作りに借り出されます。写真は、今回の舞台のメインとなる舞台後方の高台の設営。劇場に備え付けの平台(畳台の平たい箱)と箱馬(一辺30cm程度の直方体の箱)を組み合わせ、釘で固定したものが骨組みになっています。ここの備え付けが不十分だと、演技中に台が壊れて怪我をする可能性もあるので、自分が乗ることになる役者は特に真剣に仕事をしています(笑)。
写真一方照明班の方は、天井のバトンに照明を吊り込んでいきます。照明は芝居ごとに違うものですから、使う照明は当然全部自分たちで最初から吊り込んでいきます。高いところでの作業なので脚立を使い、事故のないように二人一組で作業をします。装置の作業とかちあわないように、照明の方は客席側から吊り込んでいきます。釣り込みが終わったら、色のついたシートを入れ、回路を調光卓に接続し、照明を実際につけてみてうまくあたるように方向を調整します。
写真 今回の公演では随所に映像を使いましたが、そのセッティングをしている座長・川村です。映像の編集の大半は、この芝居の作・演出をつとめた座長・川村自らが行ったもの。この公演に合わせて、ポケットマネーでウン十万のDVDプレイヤーを揃えたとか。プロジェクターは某会社のレンタル商品を安く払い下げてもらったものを劇団で購入しました。当日も座長自ら上手側(舞台に向かって右側)の映像操作をやっておりました。ちなみに下手側映像の操作は大村が行いました。

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