うかれ気分でパリを散策・・・でもテロの影響があちこちに


一夜明けて朝。相変わらずTVでは、米国テロのニュースを流しています。

でもフランス(パリ)では、それほど逼迫しているような状況ではないようです。

窓から外を見ると普通の通りに通勤をしているようだし、お店も開店準備をしています。

じゃあ、予定通りに行動しようか。と友人の桃実(仮名)と市内観光に出かけることにしました。

ドイツ在住の友人SAP夫妻(仮名)は、車でモンサン・ミッシェルに観光予定でしたので、私たちとは別行動です。

さあて。どこに市内観光に出かけましょうか。

パリは何度目かの訪問なので、市内の有名美術館はすでに鑑賞済みです。

何度でも訪れたい大好きなオランジェリー美術館(モネの「睡蓮」の連作が有名)は、今年度末まで閉館ですし・・・。

う〜悩みます。 まずホテルから歩いて3分ほどのところにある「オペラ・ガルニエ(=オペラ座)」を見学することにしました。

   オペラガルニエ全体像

 見学と言ったって、オペラを見るわけじゃありません。(笑)  建物内部の見学です。

本来ならオペラを見る人でないと中に入れないのですが、11:00〜14:00までは見学が可能なのです。

(お金を取るのだけれどね。)

天井画のシャガールが見事!とガイドブックには書いてあったのですが・・・・。

例のテロの影響で急遽、見学は中止!になってしまいました。しくしく。せっかく並んだのにさ。

私たちと同じように混乱している観光客が何人もいました。

   ピカソ美術館外観・・・。個人のお宅を改造したらしいです。

 気を取り直して、ピカソ美術館を訪問です。

ピカソ美術館は、個人の収集品(ピカソゆかりの方が相続していた遺品)が寄付されて出来た美術館なので、

絵画だけでなく陶器や彫刻など幅広い分野の作品が楽しめます。

絵画もキュービニズム的な絵だけでなく、青の時代やそれ以前の絵画も鑑賞できるんですよ。

  ピカソの絵って変なの。お化けみたいな顔がいっぱいだね。

 ピカソ美術館の入館にあたっては、もちろんセキュリティ・チェックが行なわれていました。

バックの中身を頑丈そうなお兄さんにきちんと調べられてからの入館でした。

大きな手荷物を持っていると、預けるように言われることは多々ありましたが、小さなバックの中まで調べられることはマレだったので、

ちょっとびっくり。これもテロの影響でしょうか?

鑑賞を終えてホテルに向かう地下鉄の駅には、機関銃を片手にしたお兄さんがあちこちに立っていて、これまたびっくり!

ルーブル美術館など大きな美術館は、さぞかし警備が厳しかったことでしょうね・・・。きっと。


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