フランス到着日は米国テロで大混乱!!


直行便のため、日本からフランス(シャルル・ド・ゴール空港)までは、約11時間。

台風の影響か多少の揺れはありましたが、全く問題のないフライトでした。

飛行機の中では映画を見たり、夜食のおにぎりと味噌汁に感激したりと、ごくごく普通に過ごしていたのですが、

その時にアメリカで大変な事が起こっていたなんてこの時は知るすべもありませんでした。

   うわ〜い!!機内食だよ。和食メニューなんだって。デザートが大福なんて、うめ大感激♪

 個人旅行のため出迎えはなく、空港からパリ市内のホテルにはタクシーで向かいます。

友人のSAP夫妻が予約しておいてくれたホテルにチェックインしてまもなく、その当人たちが私たちの部屋に青い顔をして現れ、

「詳しいことはわからないんだけれど、貿易センタービルに飛行機がつっこんだらしいの。」と教えてくれました。

「なあんですと〜」とあわててTVをつけると、すでに煙をあげている貿易センタービルに飛行機が弧を描くように激突してゆく

映像が映し出されたのです。

フランス語なので、私には何を言っているのか全くさっぱり、これっぽっちも判らないため、急いでCNNに切り替え、

(英語だって判らないんだけど、単語くらいは判るのでフランス語よりはマシ)SAPさん(仮名)に訳してもらいつつお話を聞いたのです。

判ったのは、飛行機が4機もハイジャックされて貿易センタービルに2機・ペンタゴンに1機激突し、1機がどこかに墜落したこと。

ドイツで犯人の一味らしい人が逮捕されたけれど、まだテロが続けてあるかも知れないという事でした。

状況がよくわからないながら漠然と考えた事は、アメリカはきっと報復措置にでる。また湾岸戦争になる。

(この時は独断と偏見で、イラク=フセイン大統領が犯人だと勝手に思っていたのです。)

フランスも地下鉄が爆破されるようなテロがあるかも・・・。どうなっちゃうの!?これから・・・という事です。

フランス到着最初の夜は、寝苦しいものになりました。

 


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