小倉トースト(あんトースト)


前述の日本経済新聞に連載していた「偏食アカデミー(すでに連載修了)は、お堅い日経新聞社の記事でありながら、楽しく面白い文章でした。

平日の日経新聞は文章が堅いし、文字も詰まっていて読んでいて正直にいうとつらい!

「偏食アカデミー」は、日曜日版だったからでしょうか、文章を書いた記者の顔が見えて親しみやすかったのです。毎週楽しみにしていた連載が終了してしまって、本当に残念です。

きっと近々本にまとまると思うのですが、まだ出版されていないのですよね。

さてさてその「偏食アカデミー」に、名古屋の人が全国区の喫茶店の食べ物であると信じて疑わない(というかあって、当たり前だと)思っている食べ物で、全国的に認知されていない食べ物という項がありました。

(執筆した日経の記者の方は、タクシーの運転手さんに律儀に確認しています。)

この食べ物、何だと思います???

正解は、小倉トースト(あんトースト)なんです。

な〜んか、ありそうな食べ物だけど都内では喫茶店のメニューには、まずないですよね。

どういうものかというと、軽くトーストした食パンに小倉あんこ(ここがポイント!)を挟んだものだそうです。

ん?なんかシベリアに似ている感じ?


いきなりうんちく!シベリアって何!?

シベリアは、カステラの間に羊羹をサンドイッチのように挟んだお菓子。

未確認情報だが、日露戦争勝利のお祝いに考えられたお菓子らしい。

形は台形が正式。一説には二百三高地、攻略記念のお菓子だという話もある。

台形を高地に見立てているのがこの説のポイントのようだ。

山崎パン製で、コンビニやスーパーで売っているのを見かけた。

ただ形は長方形で、本来はカステラなのに、生地がスポンジケーキ風になっていた。


で、名古屋の喫茶店では絶対に「小倉トースト」を食べよう!と決めていたのに、残念ながら入った喫茶店にはなかったのですよね。

小倉ホットケーキはあったのだけど。

あ、でもその喫茶店ですごいな、と思った事があります。

モーニングサービスが終了した11時頃、お店に入りカフェ・オ・レを注文しました。

それなのに、サンドイッチを持ってきてくれるのです。

注文してませんよ?とお話しするとサービスですから、との事。

だってこのサンドイッチ、モーニングサービスの残りではなくてわざわざ造ってくれたものなんですよ。

お店の方のお心遣いが本当に嬉しかったなあ。ありがとうございました。

残念ながら喫茶店では小倉トーストを食べれられませんでしたが、パン屋さんに売っているのを発見!!

友人と半分コして食べた小倉トーストはお砂糖の甘さが抑えてあり、小豆の甘さがしてとても美味しかったです。

なんで都内の喫茶店にはないのかな?という感じです。

そういえば、こしあんはいいけれど、つぶあん(小倉あん)は嫌いだという人、結構いますよね。

ふくさち?もちろん、小倉あん派です!


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