観光編 アルザス地方 こぼれ話


アルザス地方は、フランス、ドイツという両大国が鎬を削る舞台となり、幾度となく属する国が変わったという歴史があります。

二度の世界大戦を挟んだ19世紀末から20世紀半ばまでの間には、ドイツからフランス、そしてまたドイツ、フランスと計4回、

国を変え、第二次世界大戦ではアルザスそのものが激戦の舞台となったのです。

ドイツ軍に編入されてソ連戦線へ投入されたまま戻らなかった住民も数多くいるといいます。

ドイツともスイスとも違うけれど、かなり影響をうけているアルザス地方の建物。
ドイツ風だと屋根がもっとゆるやかなのですよね。

19世紀に活躍したフランスの小説家、ドーデの「最後の授業」はこうしたアルザスの不幸な歴史を題材にしています。

「ヴィヴ・ラ・フランス!(フランス万歳)」と言った先生の最後の言葉。

ずっと嫌いだったはずのフランス語がその日から使えなくなることへの戸惑いと、愛国心がないまぜになった気持ちに揺らぐ子供たち。

確かふくさち、中学の国語の授業でこのお話、習った記憶があります。

最近でも載っているのかな?(歳がバレますね…(笑))


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