飲み物編 ワイン(Wine)


ローマ人によってもたらされたワインが、ドイツワインのスタートなのだです。

地理的にはブドウの栽培北限であるにかかわらず、直角に陽が当たるように作られた傾斜地で、

地中20メートル以上も深く根を下ろさせ、じっくりと養分を吸収させて、上質のブドウの生育にさせて手塩にかけてワインを造っています。

美味しいワインが出来るのは、勤勉なドイツ人気質なのでしょう。(笑)

 

ふくさち達は料理が肉だろうが、魚だろうが旅行中のご飯時にはいつも白ワインを飲んでいました。

ビールはというと、これはお茶代わり。(笑)

う〜ん。こう書くと「お!アルコール好き!!」と誤解を招きそうだわ。

本当の所は、まあ喫茶店でお茶をする代わりにビールを飲んでいたという感じです。

8月下旬だというのに、結構蒸し暑かったし、空気が乾燥していてノドが乾いたからで、日本では絶対にしませんからね。

あと1ヶ月もすると、ブドウの摘み取りが終わり、このブドウ達は美味しい白ワインになります。

 

さてさて、ここでドイツワインのウンチクを致しましょう。

ドイツワインは白の甘口が主流のようですが、重厚な赤、フルーティな白など、産地によるバリエーションは実に豊かです。

世界1、2位のフランス、イタリアに劣らず、根強いファンを持っています。

今回の旅行地、アルザスのワインは、白ワイン中心で、主な醸造用ぶどうは次の6品種です。

ゲヴュルツトラミネール:

芳醇な香りのするぶどうの風味の極めて強いワイン。

●トケイ・ピノ・グリ:

こくがあり、非常に腰の強い白ワイン。

●リースリング:

アルザスの最高峰。デリケートな芳香のある特徴豊かな辛口白ワイン。

●ミュスカ:

さわやかな風味のする芳香性の辛口白ワイン。

●シルヴァネール:

軽く、辛口でぶどうの香りがするワイン。

●ピノ・ブラン:

口当たりがよく、辛口でバランスのとれた白ワイン。

とまあ、こんな具合です。

ふくさち達は、「リースリング」と「ミュスカ」をよく飲んでいました。

口の中に薔薇のようなライチのような甘い香りが残り、繊細かつ芳醇な味わいがありました。

なにせ人数が多いので(ドイツ在住の友人夫妻をあわせて7人!)いろいろなワインを楽しめてラッキーでした。

2人くらいだと、種類を楽しめませんからね。 やっぱり「赤」もよいけれど、「白」がすきだなあ。

友人宅近くのワイン専門店。中はまるで倉庫のようでした。
試飲もできて、なんとサービスでキールロワイヤルまでおゴチになってしまったの。幸せ♪

以上はブドウの品種紹介でした。

 

そして、品種にプラスして味覚(甘口/辛口等)が加わります。

味覚の種類は3つに分けられ辛口(trocken)トロッケン、中辛口(halbrocken)ハルプトロッケン、

甘口(lieblich)リープリッヒがあります。

でもこれだけじゃないのだあ。

さらにワインの格が摘み取り方と収穫の時期などでワインの品質を判断するという、複雑なもの。

もうこうなると、ふくさちなどはお手上げです。

で、収穫の時期で分ける方法は、

●クヴァリテーツヴァイン(Qualitatswein):

一般的にレストランなどで飲まれるワイン。

●カビネット(Kabinett):

10月に充分に熟したぶどうから造られる上品な味。

●シュペートレーゼ(syuplese):

通常より遅めの摘み取り、フルーティーな味わいでかなり上のクラスのワイン。

●アウスレーゼ(Auslese):

完熟しきった粒を選りすぐり造る。香りもよく、琥珀色に輝いている。

●ベーレンアウスレーゼ(Beerenauslese):

収穫がさらに遅く、乾しぶどうのような状態になった粒をよりすぐる。

最も高品質のワインといわれ、円熟味、果実味、香りも抜群で、甘くコクがある。

に分類します。

…ふくさち達がさんざん飲んだワインは品種は覚えていても、味覚と摘み取り時期までは判らないよ〜〜。

ソムリエさんて、やっぱりスゴイわ。

飲んだだけで、こういうのが判るのですから。

元々アルコールよりも、飲む雰囲気が好きなふくさちには、とうてい達し得ない領域。

わあ〜い。チューリンガーソーセージだあ♪ ワインよりソーセージのほうが、うめは好き♪好き♪♪

 

ともかく、ドイツのワインは美味しい!

肉だろうが魚だろうが、ソーセージだろうが、イモだろうが、お菓子だろうが、何にでも合うのだあ。

(アップルシュトウルーデル(ドイツ風薄焼きアップパイ)とワインも試したけど、うまかったです。)

これが、ふくさち的結論!…なのでワイン通の方、抗議してこないでね。(笑)


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