やっぱりドイツといえば、ビールですよね。 ビアマグ片手に肩を組んで、体を揺らして歌など謳う。 ビールの王国ドイツ! だあ!!でもね、観光客向けのビアホールならともかく、普通の街のビアホールではそんなことやっている人、いないんですよ。(笑)
あたりまえか。
ここで、ちょっと偉そうにビールのウンチクをたれてみましょう。
ドイツ人にとって、ビールはお茶みたいなものなんだよ〜(うそ) あ、友人の手が後ろに・・・
何事にも厳密なことで知られるドイツのお国柄、ビールの作り方にもしっかり法律があり、なんと16世紀から、
大麦のモルト、ホップ、水(後に酵母が加わる)以外の原料を一切使わないという製法が遵守されきました。
ドイツでは醸造所が無数にあり、それぞれ特徴をだして、ビールを出す店では、どこのビールが飲めるのかが分かるようになっています。
「ホフ・ブロイ・ハウス」とあれば、これはバイエルンの宮廷(ホフ)醸造所の直営ビール(ブロイ)を出すビアホール(ハウス)と云う事になるのだそうです。
すごいわ。
ドイツには全国統一ビールメーカーというものがなく「一つの町に一つの醸造所」なので、
土地ごとの味わいを楽しむのが美味しいビールを味わうコツなのだとか。
要は地ビールを楽しもうね、ということなのだろうと勝手に理解しました。(笑)
常連さんは、MYビアマグをビアホールに預けておけます。蓋付きのマグとか可愛いのもありました。
代表的なビールは
●ピルスナー(Pilsner):
泡が細かくピリッとしたホップ味が美味しい上品なビール。
●ヘレス(Helles Bier):
ミュンヒェン地方のビールで、淡色で軽い味わい。
●アルトビーア(Altbier):
デュッセルドルフのビール。赤褐色でややホップのきいた味。
●ケルシュ(kelsch):
ケルンのビール。黄色い淡色であっさりした味。
●ドゥンケルゥス(Dunkles):
ミュンヘンのビール。黒ビールの代表でアルコール度も高い。
●ベルリーナーヴァイセ(Berliner Weisse):
ベルリンのビール。酸味のあるビールを甘いシロップで割ったカクテルの一種。
●ヴァイツェンビーア(Weizenbier):
南ドイツのビールで小麦から造った泡の多いビール。さらっとしていて清涼。
って、有名どころだけでも、こんなにあるんですね。
この他にも、味も見た目もビールそっくりのアコールフリー・ビールや、大麦ではなく、小麦で造ったちょっと甘いビール、
ビールとレモンジュースを割ったラードラー(ラは巻き舌のR!発音が難しいんだよお)など、など。
どれが好みかは、とりあえず試してみるしかありません!
ふくさちも全部飲んでないし。(笑)
ピルスナーは日本のラガービールに味が似ていました。
大人数で出かけて、お行儀が悪いけれど廻し飲みするのが一番だと思います。
金色のU字型のものは、はビールタンクの上部です。反対側に蛇口があって、そこからビールを注ぎます。
ドイツ人のビールの飲み方で驚いたのは、「ドイツ人はビールにおつまみは要らない」という事。
つまみなしにアルコールを摂取できないふくさちには驚きだあ!!
チーズや生ハム、ソーセージを食べていることもあるけれど、これは食事がわりで、「つまみ」ではないのだそうです!
それに、ビールを日本ほど冷やすこともありません。
彼らに言わせると冷やしすぎると風味が落ち、香りもしなくなるので、室温より低い程度の温度で飲みます。(ちょっち、ぬるい)
ドイツ人は日本のビールは冷やしすぎだと言ってました。
夏はキンキンに冷えたビールをガ〜ッて飲むのが美味しいのにね。
まあ、日本と違ってドイツは乾燥しているから冷たさは必要ないのでしょう。
ドイツ料理の脂っこい食べ物と、冷たいビールは相性が悪いでしょうし。
ふくさち達が出かけた時は、日中はまだまだ残暑が厳しかったから、冷た〜いビールを飲みたい時が正直言うとありました。
元々ビールは最初に一口が美味しいと思っているふくさちは、飲んじゃえばどちらも同じなのですけれどね。(笑)