と思っていたら、色々な行動は催眠術にかかってました。の「邪悪催眠師」シリーズ2作目だった。一冊目は未読。
シリーズは3作あり、訳者の人によると本作が一番よくできているらしい。最初は固く感じられる文章には段々慣れた。
最後は江戸川乱歩みたいに思えてきて。ただ、江戸川乱歩には人の”欲望”はあったけど”情”はなかったな。
「富二代」(富豪の子供)「官二代」(官僚の子供)が殺され役。富も官も権力者で、その二世がヤラレルのは庶民受けがいいらしい。
という小説が出版されるのは、数は力なんかな。それともガス抜きなのか。
刑事隊長の羅飛(ルオフェイ)が年老いた両親の元で一泊する場面はなかなかいいねんけど、ひとりっ子やねんね。右も左もみーんなひとりっ子ってどんな世界なんかな。