執事にブローチを渡された犯人役は、午後5時から11時の間に誰かとふたりっきりになった時に「君が死体だ」と肩をぽんする。被害者は倒れる。
そして犯人は電気のスイッチを落とし、銅鑼をゴーンと鳴らし犯人役以外は2分間動いてはならないというルールだ。
電気が消え銅鑼の音が鳴り響きわくわくした謎解きゲームが始まる、が被害者は本当に死んでいた。
感想
90年前の英国、警部は最後まで推理を明らかにせず(突然死されたら事件は迷宮入りになるんやなかろか)
容疑者7人を集めて謎解きを披露する大団円ミステリ、のみならず殺しを再演するという劇場型。
殺しの方法は、なんというか、、、まあ、、、私は面白かった。結構高得点です。
アレン警部が登場して、館をうろつきあれこれ容疑者から話を聞く。までが半分。
「後半分これが続くんやろか・・・」と思っていたら、捕り物に変わる。とっても良く言えば一粒で二つの味なの。
しかも容疑者のうちのひとりを捕り物の助手役というかおとりにするねん。
ぶっちゃけるとてっきりこの人が犯人かと思ってた。
(訳者あとがきによると、この助手役のひとは後の作品にたびたび出てくるらしい)