昨年9月に鳴門の大塚国際美術館で『ナポレオンの戴冠式』を陶器で再現したのを見た。壁一面で何しろでかい。ルーブル美術館にあるのと同じ大きさで縦6.21m、横9.79mとか。。。当時の栄華が偲ばれます。
ナポレオンや王妃ジョゼフィーヌやふたりのどろどろした関係よりも興味深いのはナポレオンと戦った(祖国戦争)ロシアのツァーリ アレクサンドル1世。とてもエレガントな人となりでエカチェリーナ二世の孫らしい。検索したところ、この時パリに入城したことにより、皮肉にも青年将校たちが「うちらの国、遅れてるやん」と痛感することとなり後のデカブリストの反乱(1825年)を起こしロマノフ王朝は不安定になり(「キバリチチ爆弾」でアレクサンドル2世が暗殺される)、ロシア革命(1917年)ロマノフ王朝滅亡に繋がったらしい。
戦闘はアドレナリンでまくり迫力満点。ただ気になるところがひとつあって、ナポレオンとアレクサンドル1世が会話したことが事実であるならば何語で話をしはってんやろね。フランス語? 少なくとも英語ではないと思う。
だいたいフランスの人々は英語でしゃべるナポレオンをどう感じてんのかな。例えばもしかしたら100年後か200年後に中国で源平合戦の映画かなんかが作られたとして(ありえんけど)、中国語で話している源義経、頼朝、平重盛、宗盛。うーん、面白いような情けないような。