映画では、なんで由紀は結婚したんやろ?と不思議やったけど、原作ではできちゃった婚であり、この女の人はそういう事がないとなかなか結婚に踏み切れないと思うので納得できる。
そして映画は臨床心理士の由紀の不安定さが強調され過ぎていて「こういう人が、他人の心の中をのぞけるんやろか」との疑問があったけど、原作は子供がいる家族の日常を描き、実家との過去からはかなり回復している。由紀の夫の我聞も子煩悩ないいひとなのだ。
おそらく映画は我聞の形成に失敗している(とウチは思う) 難しいとは思うけど。
ふたつめは法廷シーン。
当時大学生やったひとは法廷で証言しない。環菜もせつせつと自分の心情を語ったりしない。
サビのところなんかもしれんけど・・・描きすぎやねん。
弁護士庵野迦葉(かしょう)は中村倫也のための役かと思うほどぴったりで、北川景子(由紀)も線が細そうな美女で合ってたのになあ。