脚本家の豪太は映画にこだわり、結果年収は50万円。家計は妻チカの稼ぎにかかっている。
そんな毎日にプロダクションから持ち込まれた企画のシナリオハンティングのため、なけなしのお金をはたいて一家は青春18きっぷで四国に向かう。
感想
稼ぎのない夫へのうっ憤がたまり、チカは
「使えねえ」 「あっちいけ!」 「息するな!」 「死ね、死んでしまえ〜!」と毒舌の嵐。
あそこまでゆーたらすっとするやろね。夫を罵倒したおす水川あさみが気持ちよさそう。
勝負パンツの赤パンを今でもはいているところに微かに残った夫への期待を感じる。
結婚10年目の倦怠期ながら下心いっぱいの濱田岳もやっぱりうまいし、食べてばかりで大丈夫かと思う娘アキ5歳もいい。
俳優や監督の思いつきや気まぐれで脚本がずたずたになっていくのを嘆く豪太にチカが言う「自分で小説書いて、脚本書いて、監督したらいいんちゃう」
を実現した作品。
豪太と同じようなIT難民の夫を持つ従姉が言う。
「ウチみたいやわ。」
「『これ買うて欲しいねんけど』って夫がゆうからパソコン立ち上げてうちが申し込んだるねん。」
煙草のみに行ったりうろうろするから「終わるまで横に座っといて!」
「どのカードで払うん? カード持ってきて」 「ほら次はカードの裏の3ケタの数字ゆうて」