2019年11月の映画  戻る


盲目のメロディ〜インド式殺人狂騒曲〜
2018年 138分 印度
監督 シュリラーム・ラガヴァン
キャスト 
メモ 2019.11.17(土)シネ・リーブル梅田
あらすじ
盲目のピアニスト、アーカーシュが巻き込まれた殺人事件とその顛末
感想
前半のミステリ(「スクリーム」の使い方が絶妙)と後半の騙しあいのドタバタ劇は、別の映画かとおもた。
ピアノと映画、ピアノとミステリって合うのかな。
 
もうちょっと編集で切ってもいいかとも思うけど後半のぐだぐだ感はそれでいいかも。
うさぎを狙っている冒頭と結末がちゃんとつながり、お話の終わり方がしゃれてる。
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散歩する霊柩車
1964年 84分 日本 東映 モノクロ
監督 佐藤肇
原作 樹下太郎
脚本 松木ひろし/藤田伝
撮影 西川庄衛
出演 西村晃(にしむらこうタクシーの運転手・麻見弘)/春川ますみ(すぎ江)/金子信雄(医者・山越)/曽我廼家明蝶(実業家・北村)/渥美清(霊柩車の運転手)/浜村純(病院の見回り)/加藤嘉(守衛1)/小沢昭一(守衛2)/花沢徳衛/大辻伺郎(山の上ホテルのフロントマン)/岡崎二郎(民夫)/宮園純子(民夫の若い恋人)
メモ 2019.11.3(日)九条シネ・ヌーヴォ
あらすじ
タクシーの運転手、麻見(西村晃)は仕事そっちのけで女房の後をつけていた。肉感的な女房・すぎ江(春川ますみ)が浮気をしているんちゃうかの疑惑で頭がいっぱい。すぎ江を問い詰めると「じゃ別れましょ」。俺の望みの問題解決方法は、そうやないねん。
感想
春川ますみさんが好きやから見に行ってきた。
頭も体もモラルもゆるくて悪い女やねんけど、むちむちでかわいい。かなり変わった映画と思うけど、やー楽しかったな。
 
西村晃さんも大奮闘。西村晃さんは母が特高の生き残りってゆーてたけど、昔の人は強い。力持ち。その上身の軽さにも驚いた。
「木を隠すなら森。死体を隠すなら病院のモルグ」の理屈の霊安室のシーンはケッサク。
あの病院はなんなん。生きている人も死んでいる人もちょっとひと言ゆーひとも名脇役なの。
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー
2018年 113分 ロシア
監督 アレクセイ・シドロフ
キャスト アレクサンドル・ペトロフ(ソ連軍ニコライ戦車長)/ヴィツェンツ・キーファー(独逸軍イェーガー大佐)/イリーナ・スタルシェンバウム (通訳アーニャ)
メモ 2019.11.2(土)梅田ブルク7
あらすじ
1941年の東部戦線。冬将軍到来の地で独逸軍のパンター多数とソ連軍のT-34ただ1輌が戦闘を行い、T-34は敵を翻弄したがソ連軍兵士4名は捕虜となる。
1944年敗色が濃くなってきたドイツの捕虜収容所で戦車長のニコライは脱走を繰り返していた。
感想
「鬼戦車T-34」と同じく、戦車(タンク)の戦術と戦いを描く。
砲台をガーッと手回しするねん。力持ちでないとやってられんが、ガタイが大きいと狭い戦車内に収まらない。T-34の重さは32tやったらしい。鉄の塊ですな。車長が砲手もかねているので、観察し戦術を考え部下に命令を下し、その上砲台を回し照準を合わせ敵を狙うと忙しい。敵の砲弾がかすると強烈な音がキーンと響くところもリアル。独逸軍のパンター(豹)は中戦車らしく「戦闘機対戦車」にも出てはりました。
 
1964年制作の「鬼戦車T-34」に比べ戦争の非情さと自国のプロパガンダ色も薄まり娯楽性が高い。それだけ時がたったということなんやね。
観客はミリオタと推測される男の人が多数。観客の中でおなごは私も含めてふたりだけ。こんな映画館初めてかも。
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