2019年9月の映画  戻る


ディリリとパリの時間旅行 DILILI A PARIS
2018年 94分 仏/白/独
監督・脚本 ミッシェル・オスロ(「キリクと魔女」)
キャスト ディリリ/オレル/キュリー夫人/ロートレック/ピカソ/モネ/マティス/パスツール/プルースト/サラ・ベルナール/ミレーユ・クロデール/ロダン/プリンス・オブ・ウェールズ
メモ 2019.9.14(土)シネ・リーブル梅田
あらすじ
ニューカレドニアから密航し、伯爵夫人に助けられた少女ディリリはパリの博覧会に各地の未開部族の生活展示に出演していた。(ようするに見世物)
パリは20世紀初頭のベルエッポック(良き時代)。華やいでいる。ディリリは配達の仕事をしているオレルと知り合い、パリの各地を巡る。
感想
題名が「時間旅行」なのでタイムスリップ物かと予想していたんやけど、タイムスリップするのは観客の方やった。
「パリの恋人」みたいなフランスが誇るパリの歴史、名所・観光案内と思いきやそれだけではなかった。
「女はみんな生きている」と同じく、華やかさの裏の残酷が描かれている。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD
2018年 161分 米国
監督・脚本 クエンティン・タランティーノ
キャスト  レオナルド・ディカプリオ(リック・ダルトン)/ブラッド・ピット(クリフ・ブース)/マーゴット・ロビー(シャロン・テート)
メモ 2019.9.7(土)TOHOシネマズ梅田
あらすじ
時は1969年。場所はアメリカ、ハリウッド。正義の男やったのに最近は悪人の役しか回ってこない落ち目の俳優リック・ダルトンは心身症一歩手前。
スタントマンのクリフに慰められても滅入るばかり。
リックの豪邸の隣に越してきたのは「ローズマリーの赤ちゃん」で当てたロマン・ポランスキー。新妻のシャロン・テートと共に時の人達は輝いている。
感想
映画が始まり、わくわくしながらオープニング・クレジットを眺めていると「ティモシー・オリファント」の文字が・・・!
米国ドラマ「JUSTIFIED 俺の正義 」の家になかなか帰れないレイラン役の人やないの。びっくり。
映画ではリック(ディカプリオ)の座を狙う若造の役。青二才に見えない。だいたい本人青二才やないの。
あまりの様子に口があんぐり。あんたは「真夜中のカーボーイ」か。
結局は、ちょっと内またの歩き方で変わらずかっこよかったけど。バイクもオリファントよね。
「JUSTIFIED 俺の正義 」のデューイ・クロウ役の人もちょっとだけ出てはって。間違ってリックの敷地に車で入ってくるヒッピー。
(デイモン・ヘリマンって役者さんらしい) 調べたらチャールズ・マンソン役やってん。
 
クエンティン・タランティーノの頭の中がこれでもかって炸裂していて、一回見ただけではとてもわからない。人を選ぶ。というか年を選ぶ。
だいたい知識がとぼしいからわからないことが多い(ような気がする)。
(ナチスの場面で格子が逆卍ハーケンクロイツやったのはわかった。「卒業」のミセス・ロビンソンの曲もわかった。「大脱走」もなんとか)
タランティーノがマンソン・ファミリーに深く怒っていることはよーくわかった。
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