2019年8月のミステリ 戻る

生物学探偵セオ・クレイ -森の捕食者- The naturalist
2019年 ハヤカワ・ミステリ文庫 474頁 アンドリュー・メイン著 唐木田みゆき訳
あらすじ
アメリカのモンタナ州。人里離れたモーテルの製氷機の前にいた生物情報学者のセオ・クレイは、警察が自分の部屋に突入するのを目撃する。
以前、大学の学部生だった教え子が襲われ、あろうことか自分が容疑者らしい。
感想
世の中にはいろんな学問があるんですね。生物情報工学とはコンピュータを使った生き物の分類学・・・生態予想・・・でもなくて。
よくわかりません。きっと訳者もわからないんじゃないでしょうか(言い訳)。
すったもんだの末、変り者の学者はある行動を起こします。荒唐無稽ながらここ一番の読みどころ。
 
「捕食者として最強のサメよりも上をいくのは、ずるがしこい 臨機応変なイルカ」の話が面白かった。
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乗客ナンバー23の消失  
2018年 文芸春秋 381頁 セバスチャン・フィツェック著 酒寄進一訳
あらすじ
大西洋横断豪華客船”海のスルタン”号。