2019年5月の映画  戻る


神と共に 第一章:罪と罰 
 
2017年 140分 韓国
監督・脚本 キム・ヨンファ
キャスト ハ・ジョンウ(使者カンニム)/ キム・ヒャンギ(使者ドクチュン)/チュ・ジフン(使者ヘウォンメク)/チャ・テヒョン(消防士キム・ジャホン)
メモ 2019.5.30(木)大阪ステーションシティシネマ
あらすじ
殉職した消防士の前に3人の使者が現れる。49日間で7つの裁判を受けると説明があり、すべての裁判で無罪となったものだけが人間に生まれ変われるらしい。
感想
映画の中にフランスの画家オディロン・ルドンの一つ目の巨人「キュークロプス」(Le Cyclope)が現れた。この間新聞で見た。
何ゆえここに現れたのかわからへんけど。いろんなものが突っ込まれているよな。この映画。
映画「朝鮮名探偵」の従者の人が罪を暴き立てる検察官みたいな役ででてはった。(オ・ダルスという俳優さんらしい)
 
なが〜いことたってやっと主人公は↑の3人の使者なんやと気づく。
韓国って儒教とキリスト教の国じゃなかった?。邦題も「神と共に」やし。七日(なぬか)七日で審判のあるのって仏教じゃなかったっけ。
(実家の父が亡くなったのが月曜日で前日から数えて七日が土曜日になり、四十九日までなのかなのかの毎土曜日に家族が集合しお寺さんとお経の合唱をした。応援するんやって)
 
原作は韓国の人気ウェブ漫画だそうです。ウェブ漫画でも苦労したオモニへの想いが語られ韓国人の心を動かすんやね。
おすすめ度★★★1/2戻る

記者たち〜衝撃と畏怖の真実〜 SHOCK AND AWE
 
2018年 91分 米国
監督 ロブ・ライナー
脚本 ジョーイ・ハートストーン
キャスト ウディ・ハレルソン(記者ジョナサン・ランデー)/ジェームズ・マースデン(記者ウォーレン・ストロベル)/ロブ・ライナー(支局長ジョン・ウォルコット)/ジェシカ・ビール(ウォーレンの隣人リサ)/ミラ・ジョヴォヴィッチ(妻ヴラトカ・ランデー)/トミー・リー・ジョーンズ(ベトナム従軍記者ジョー・ギャロウェイ)
メモ 2019.5.11(土)シネマート心斎橋
あらすじ
2001年9月11日のテロをうけてアメリカの権力者たちが”大量破壊兵器を保有している”を錦の御旗に踏み出したイラク戦争への道。
そんなはずはない。おかしいと感じた中堅新聞社ナイト・リッダーのワシントン支局は中東の専門家や外交官への取材を繰り返す。
ナイト・リッダーはワシントンポストやニューヨークタイムズ、大手放送局などのメディアがこぞってブッシュ政権を支持する中、孤立無援で訴え続ける。
感想
2001年9月11日からアメリカ中が復讐に燃え犯人探しをする中、「イラクに大量破壊兵器はない」と訴え続けた記者たちの物語です。
まだご存命のチェイニー元副大統領、ラムズフェルド元国防長官、ライス国務長官をめった切り、ジョージ・W・ブッシュ大統領を木偶の坊扱い。
よく作れたものです。匿名とはいえ情報をリークする人達の多いのにも驚きました。
サダム・フセインイラク大統領がいかに極悪非道、人非人であろうとも米国は言いがかりをつけてイラク戦争をしてんね。
 
 フセインは”俗人”、ウサーマ・ビン・ラーディンは”原理主義者” イスラムの世界では水と油だ。
 
 ふたりが手を組むはずはない。
 
 政府の間違いは兵士が贖うあがなう
 
家に帰ってきて録画してあった英国ドラマ「ヴェラ〜信念の女警部〜」シーズン3第一話「家族の形」をご飯を食べながら見ているとイラク戦争のアメリカ軍誤爆により家族全てを失い大けがを負った少女がイラクから英国に運ばれ治療され英国人の養子になるんやけど、そこから悲劇が起こる。
そうやねん。人災の被害は米国だけではなかったと思いいたりました。元はと言えば先の大戦の英国と仏国、そしてソ連のアフガン侵攻に原因があるのではなかろか。
おすすめ度★★★★戻る

L∞P/ループ−時に囚われた男− HUROK
2016年 96分 ハンガリー
監督・脚本 イスティ・マダラース
キャスト デーネシュ・サーラズ(アダム)/ドリナ・マルティノヴィッチュ(アンナ)/ジョルト・アンゲル(密売のボス・デシュー)
メモ 2019.5.5(日)WOWOW録画
あらすじ
アダムは麻薬密売人。今回の仕事でボスを出し抜き街をでてやり直そうと計画を立てた。
感想
ハンガリーのタイムループ物。 ふるびた石づくりの建物が東欧っぽい(ように思う)
説明のセリフはゼロ。 よくわからない。
よくわからないので「ループ物は同じ場面の繰り返しで撮影時間がかからんのではなかろか。だいたいアダムが若造に見えない。くたびれてる。」
などといらん事を考えてしまう。
アダムは記憶が残っているにもかかわらずうろうろするばかりで能がなく白雪姫のように学習能力もなく同じ失敗を繰り返す。
ネタバレあるかもしれません
 
 
 
どうやらループの鍵は「アンナの死」らしい。
ということは、アンナのお腹の子が生き残るためにループを起こしているんではなかろか。
あかんぼがクズ野郎の父を改心させる。というより、悪玉のアダムを成敗する。
SFっていうよりホラーやね。
最初と最後のアダムの手の∞。ループは他にもあって「またクズな事をしでかしたらループさせたる」を示唆している(と思う)。子の誕生による囚われ人なん。
おすすめ度説明ナシなのがいい★★★1/2戻る

ハンターキラー 潜航せよ HUNTER KILLER
2018年 122分 英国
監督 ドノヴァン・マーシュ
原作 ジョージ・ウォーレス、ドン・キース
キャスト ジェラルド・バトラー(ジョー・グラス艦長)/ゲイリー・オールドマン(ドネガン統合参謀本部議長)/コモン(海軍少将)/リンダ・カーデリーニ(国家安全保障省ジェーン)/ミカエル・ニクヴィスト(ロシア原潜・アンドロポフ艦長)/トビー・スティーヴンス(特殊部隊ビル・ビーマン)
メモ 2019.5.2(木)TOHOシネマズ梅田
あらすじ
ロシアの裏庭バレンツ海でロシアの原潜をこっそり追尾していた米海軍原潜タンパ・ベイが突如消息を絶つ。ロシアの攻撃か。米海軍はイギリスの米軍基地に係留中だった攻撃型原子力潜水艦通称”ハンターキラー”アーカンソーに捜査の命をくだす。初の艦長となるジョー・グラスは兵学校出身ではなくたたき上げの潜水艦乗りだった。
感想
息詰まる”海の中の男”の戦い(女はひとりしか出てこない)と思っていたら陸上のドンパチもあったの。
 
この映画なんかどっか面白い。
潜水艦乗りというとUボートのイメージが強くて小柄で細身で若い男と思ってたんやけど重そうなジェラルド・バトラーがねえ。(「レッド・オクトーバーを追え!」のショーン・コネリーはどうなのよという声もするが。あれはまあ大きくて丈夫なのが好きなソ連製ということで) 潜水艦の性能が上がったんやね。