会社の人に貸してもらった本。自分では”絶対に選ばない”からありがたい事と思う。話は短いし会話文多いしすぐ読めた。
笑子はイタリア語の翻訳という小遣い稼ぎ程度の仕事をしている。家事は睦月がするから何もしなくていい。半日飲んだくれている。
唯一シーツにアイロンをかけるのが”夫”から依頼された仕事だ。
睦月は”妻”からつくされることも期待されることもなく、息をするのが楽。
笑子は世間によりそえなくて生きるのが苦しい。
「自分の足で立て〜」と思うんやけど、それができないこういう人もいるんやろな。
2人の男とひとりの女、同棲愛という事で橋口亮輔監督の映画「
「渚のシンドバット(1995)」や「ハッシュ!(2001)」
を思い出させる。「ハッシュ!」は兄嫁の秋野暢子さんの「あなたに母親になる資格はない!」っていうセリフがインパクトあったわ。