2014年2月の映画  戻る


グッモーエビアン!
2012年 106分 日本
監督 山本透
脚本 山本透/鈴木謙一
原作 吉川トリコ『グッモーエビアン!』(新潮社刊)
撮影 小松高志
編集 相良直一郎
音楽 葉山たけし
出演 三吉彩花(ハツキ)/大泉洋(同居人・ヤグ)/麻生久美子(ハツキの母アキ)/能年玲奈(ハツキの友達・トモちゃん)/小池栄子(小川先生)/山野海/パンチ佐藤/柚木彩見/倉橋悦子/原田裕章/小泉彩/竹村哲(ベースの茂樹)/MAH(ドラムのヒロシ)/塚地武雅(学年主任・カニ)/土屋アンナ(フリーマーケット)
メモ2014.2.22(土)WOWOW録画
あらすじ
パンクロッカーのギタリストだった17歳の母から生まれたハツキ中学3年生。働く母に変わって毎日タイムサービスを待って買い物し、料理し、家計簿までつけている。勉強もよく出来るよーく出来た子。家には母のロックグループのボーカル・ヤグもいる。15歳から彼の言う「ハッピちゃん(ハツキ)」を育ててくれた。ヤグは自転車事故の保険金で「海外遠征」という名の「放浪」後「グッモーエビアン!(グッドモーニングエブリワン)」と言って1年半ぶりに名古屋の家に帰ってきた。しかし母子家庭にも慣れたハツキは微妙な年頃になっていた。
感想
美少女のハツキ(三吉彩花)、クールで根っこは自由人の母(麻生久美子)、天真爛漫なヤグ(大泉洋)は三者三様でいい味だしていた。でも最高なのは近所のマシンガンおばちゃんトークのサカキさん。これはすごい。一見の価値あり。
  
フツーの家庭にあこがれない事もない真面目なハツキは、それでも自分を抑えパンクロッカーをやめ、ハツキのために意にそわない会社勤めをしている母を見るのが辛い。辛いから中学を出たら進学せず勤めて家を出ると言う。この映画はハツキが進学したのか就職したのかわからないままに終わる。ハツキの母アキが進学を進める小川先生にはなつ言葉「いい学校入って、いいところに就職して、いい人と結婚して、二世帯住宅なんかバンっと建ててもらって、孫の世話する人生って・・面白くない!」は、どうなるんでしょうね。私はハツキの結論を見たかったな。
お薦め度★★★1/2戻る

アトランティスのこころ
2001年 101分 米国
監督 スコット・ヒックス(「ヒマラヤ杉に降る雪」「シャイン」)
脚本 ウィリアム・ゴールドマン
原作 スティーヴン・キング
編集 ピップ・カーメル
音楽 マイケル・ダナ
キャスト アントン・イェルチン(ボビー・ガーフィールド)/デヴィッド・モース(ボビー・ガーフィールド)/アンソニー・ホプキンス(テッド・ブローティガン)/ミカ・ブーレム(初恋の人キャロル・ガーバー)/ホープ・デイヴィス(母リズ・ガーフィールド)/ウィル・ロスハー(幼なじみサリー=ジョン)
メモ2014.2.8(土)レンタルDVD
あらすじ
妻と息子がスキー旅行に出かけて、家にひとりの写真家ボビー・ガーフィールド(デヴィッド・モース)の元に小包が届く。開けると古い子供のグローブだった。それは少年時代の友人サリーの形見。幼なじみの葬式に列席するため、40年ぶりかで故郷を訪れたボビー。そこにはまた別の衝撃が待っていた。打ちひしがれた彼は11歳の自分の誕生日の夏休みの日々を思い出す。母と二人暮らしの生活に不思議な初老の男が現れたのだ。彼は「張り紙や見知らぬ男を見かけたら教えてくれ」とボビーに頼む。
感想
善人のレクター博士(テッド)と11歳の少年のひと夏の物語。天使のような女の子との観覧車での初キスがあり、亡き父を知り、ハラハラの冒険あり、そして友との別れの夏だった。テッド(アンソニー・ホプキンス)は母としての自分を見失っている奔放なママとボビーが、明日が見えない生活から抜け出す鍵となる。ノスタルジックなみずみずしい映画。成功しながら少年のこころを大切に残している難しい役をデヴィット・モースが好演。