ねたばれできない映画よりも映画中修復士のロバートが言う「
チェスをするからくり人形(オートマトン、オートマタ(自動人形)のトルコ人。」について書きたい。小川洋子さん(博士が愛した数式)の「猫を抱いて像と泳ぐ」は人形の中に入っている哀しいチェスプレーヤーの話やった。同じ様にさぼてんがだいぶ前のお正月の深夜TVで観た映画にも、トルコ人の人形に入ったチェスプレーヤーが出てくる映画があったん。1927年の仏の無声映画で
「チェスプレーヤー」 みたい。あらすじは、1776年ロシアの圧政に苦しんでいたポーランドの兵士(ボレスラス)がロシアに立てつき追われ、ケンペレン男爵が作ったからくり人形に隠れ逃れ、エカチェリーナ二世とチェス勝負をすると言うお話。雪の氷原を人間が入ったチェス人形がそりで運ばれていくの。
ケンペレンがチェスのからくり人形(オートマタ)を作ったというのは実話みたい。
このモノクロの無声映画はケンペレン男爵と
からくり人形達のシーンがすごかった。鬼気迫る。ど真ん中直球でさぼてんの心を貫いたわ。