「阪急電車」といえば、香櫨園(こうろえん)、芦屋といった関西屈指の高級住宅地を擁する「お金持ちの住んでいる」ところを走っている電車というイメージ(さぼてんの)。舞台となる今津線は、2回しか乗ったことがない。関西学院大学(カンガク)の下見に行った時と、受験した時(で、沈没)。今津線も仁川(にかわ)、甲東園という高級住宅地があるん。上品なん。神戸の乗りもんやね。TVの対談でゆうてはったらしいけど、湊かなえさんの「阪神電車」、万城目学さんの「南海電車」も読んでみたい。
で、映画といえば、予告編を見て「南果歩さんが、主婦かぁ」 「勝地涼(カツチリョウ)が、ロッカー?!」とか「あうんかいな」と思ってたんやけど。文句言わんと見てみるもんやね。そうてみるもんです。面白いねん。かわいらしい。中谷美紀さんの刺客のエピソードは、大胆でゴージャスで、凛としていてすっとした。全編、
「一歩踏み出す」「ちょっと勇気を出す」という話なん。
宮本信子さんの
「あなたたち、私を怒らしたようね」 なんか、
いっぺんゆーてみたいわ・・・。
残念ながら、東京の映画館は、「馴染み、うっすー」とかでガラガラとか聞いた。残念。
原作を読んだ時も思ったんやけど、玉山鉄二の「糸、月、ちっちゃい口」のお話は、新聞で読んだことがある。「関西の最近の電車の中での会話は、おばちゃんよりも女子高生が面白い」と言った内容だった。