なおこ(菅野美穂)は、母(夏木マリ)の美容院「パーマネント野ばら」を手伝っている。離婚して、ひとり娘のももと一緒に実家に帰ってきていた。美容院は海辺の小さな町にあり、女達の溜まり場になっている。この町には、なおこの幼馴染のみっちゃん(小池栄子)も、ともちゃん(池脇千鶴)もいる。おんなたちは、男をめぐり悲喜こもごもの毎日だ。そして、もう1人、高校教師のカシマがいた。
感想
原作は毎日新聞連載『毎日かあさん』の西原理恵子の『パーマネント野ばら』。
映画の友から「マグノリアの花たち」の日本版かもと誘われ、それならと見に行く。なんら前知識無しに。
おんなたちのパワフルさや本田博太郎の成れの果ての姿にくすくす笑っていたら・・・・終盤、
驚く。
こういうお話だったの! 油断してゆるく見ていた。今まで思っていた世界が
裏返ったの、反転した。
なおこがみんなの面倒を見ていたんじゃなくて、みんながなおこを見守っていたんだ。
驚くためには、何も知らずに見ることを強くお薦めする。